渡米前後のお話です。初日にスクールバスから息子が降りてこなかった話の続き。
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バス停にスクールバスが到着して、ドキドキして待っていたわけですが、息子はバスには乗っておらず、降りてきませんでした。血の気が引きました…
同じバスのお友だちに息子のことを聞くと「違うバス停で降りたよ」と教えてくれました。
違うバス停…❓
とにかく、このバスには確かに途中まで乗っていたことがわかりました。一歩前進です。
オットと私は手分けすることにしました。一人で家に帰っている可能性もあるので、オットは家に、私は周辺を見回ることに。
一つ手前のバス停まで走って行きましたが、当たり前ですがすでに息子はいません。きょろきょろしていたら、何かを察したのでしょう、親切な女性が私に声をかけてきてくれました。
「男の子を探しているの?さっき、一人であのアパートに入っていくのを見たわよ」
ありがとうございますありがとうございます!
…というところで、オットから電話。
「家の前にいたよー」
英語もできない子供が土地勘もない場所に放り出されたら、見つけるのは至難の業です。
どうやら自分の知っている道に出たので、とっさに降りてしまったようです。まさかもっと近くまでバスが来てくれるとは思わなかったのでしょう。
そもそも、朝はバス停を使わなかったので、知らなくて当然です。
息子には、危ないから一人で歩いてはいけないよ、と伝えました。
でも結局、バス停を間違えたのは、後にも先にもこの時だけです。この後は、無事に毎日スクールバスに乗ってくれました。
本来、スクールバスのルールとしては、保護者に子供を引き渡すところまでドライバーが確認する、とあります。保護者のいない場合は子供を下ろさない、とあるのです。でも、実際には、迎えに来ない保護者もたくさんいます。そのままお友だちの家に遊びに行くから、と別のバスに乗ってしまう子もいます。
そのせいで、子供が行方不明になった、と大騒ぎになるケースもあったりしたのですが(うちではないです)、ドライバーがそこまで確認するのは難しいだろうなと思います。
しかも、今は学校クローズによりドライバーが大量解雇されています。学校再開した時、ドライバーは戻ってくるのでしょうか…
実は、初日の問題はこれだけではありませんでした。信じられない…
朝持たせたお弁当、おにぎりが一口かじられただけで、ほとんど食べていませんでした。これはいったいどういう事態?
そしてまたつづきます。