書いたり消したりしていて(そしてクリスマス)、更新が遅くなってしまいました。
これにて、いったん、父の死亡関連の話はおしまいです。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
気持ちのアウトプットは大事
アナログな日記にして、自分だけが見られるようにしても良かったのですが、それだとたぶん、自分の性格上、永遠に仕上がらなかったと思います。
自分の身内の話を出すかどうか迷いましたが、やっぱりどこかにまとめたいという気持ちが大きかったこと、人に読ませる前提で書けば、表現も柔らかくなるし、俯瞰して考えられるかもしれないと思い、踏み切りました。
それから、当初は予想していませんでしたが、自分の内省にとても役に立ちました。ちょっとしたヒーリング効果もあったと思います。
現在、遺産相続の手続きをしている最中です。
それも弟が取り仕切ってやってくれているので、私が語れるものはほとんどないのですが、海外邦人がやるべきこと、みたいな感じでそのうちまとめられたらいいなと思っています(はっきり書くとは言えない…)。
そういう手続き関連はいったん置いておきまして、自分の気持ちの総括だけしてみます。
私から見た父は
父は自分のことが一番でした。
私のことを心配して、先回りしてあれこれやって、挙句に先方に大声で怒鳴りつけたりすることもありました。「お父さんはあなたのことがよっぽど心配なんだね」と言われたこともあります。
でもそれは違います。
父は自分のことが一番でした。
自分の納得する結果にならないと気が済まない人でした。
私の話なんて半分も聞かずに、トラブルのあった相手の電話番号を教えろ、と威嚇してきました(業者などもふくみます…)。
やめてほしい、と言っても聞く耳を持ちませんでした
自分の正義のために、娘の話なんてどうでもいい人でした。
母は四柱推命に凝っていた時期がありました。近所のカルチャーセンターに習いに行っていました。
そこの先生に、一度占っていただいたことがあります。
「ご両親は過保護ですね、特にお父さんがひどい」
と言われました。
占いはあまり信じない方ですが、これだけは今でもはっきりと覚えています。
父のこれまでの行動をオブラートに包んで「過保護」と表現してくださいました。自分の気持ちを言語化してもらえた嬉しさを、今でも覚えています。
父は死んだ後も私を試してくる
こんな感じで、思い出と言えば悪口しか出てこないんですが(ひどい娘です)、それでも、父が父なりに一生懸命だったことは、実家の整理をしていてひしひしと感じました。それが私にとっては重荷でしたが、その気持ちをわかろうと思えたことが、ひとつの前進となりました。
実家で、父の若かりし頃の日記を見つけました。
どうやら、結婚前に母との関係をどうするか悩んでいる風の内容だったので、これは読んではいけないやつ、と思ってすぐに閉じたのですが、気になって仕方ありません。
父も捨てずに取っておくなんて、意地が悪いですね。
私の倫理観を試されている気がします。
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