日本に着いて、最初の1週間は、オットの実家に行きました。年老いた両親と3年も会っていないので、現状を目で見て確認する必要がありました。一時帰国といっても、楽しいことばかりじゃないのです。
以前、こんな話を書きました。
義実家は、震源地の近く、と書きましたが、コロナで私たちが日本に帰れない間に、何度か震度6の大きな余震がありました。
この時、家が半壊して、ガラスの破片や落ちてきたものや壊れたものの片付けに、相当苦労したようでした。もう、絶望的だったようです。どこから手を付けたらいいのかもわからないくらい。
建築基準法がどれだけしっかりしていても、結局地盤が固いかそうじゃないかで耐震性のほとんどが決まります。義実家は地名にサンズイがついているだけあって、地盤が緩く、おかげでそのブロック一帯がみんな同じような被害に遭ったようでした。
いまだに屋根にブルーシートを張っている家がたくさんありました。
大手の建築会社は個人の戸建てを直してくれるわけではないので、地元の大工さんがやるしかないそうなのですが、人手も足りず、義実家は優先度がそれほど高くないと判断されて(一応住めるので)、後回しになっていました。
さらに、二人ともすごくすごく弱っていました。
毎年帰っていたら、少しずつその違いに慣れていったんでしょうが、3年分の老化を一度に見ると、ショックは大きかったです。
これは、私の実両親にも同じことが言えました。
日本にいないので、日本にいるきょうだいにお任せするしかないのですが、何かを見て判断して決断する、という一番大事な部分を丸投げするのは、心苦しい限りです。決断するって本当に難しい。
情報を収集するにしても、もちろんある程度はネットで調べることはできるけれど、現地に行かないとわからないこと、実際会わないと実感できないこと、たくさんあります。
親のことを考えて、アメリカを引き払って本帰国を決めた方も、知り合いの中にいました。気持ちはものすごくよくわかる。でも、子供の教育のこともある。優先順位は子供の方が高いけど、両親を放置するのもリスクが高い。
コピーロボット出して!ドラえもん!
精神的にはあまりよろしくない、お互いの両親見舞いでしたが、唯一最高だったのは温泉です。夏でどんなに暑くても、温泉最高でした。
湯船から離れては生きられないわ、と思いました。
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