一昨日の夜、寝ようかな、と思ったところで、スマホに速報の通知が鳴りました。
せっかくの、せっかくの、せっかくの自国開催だったのに。
どちらにしても今夏は日本に帰国するのは諦めましたので、関係ないといえばそれまでなんですけど、思った以上にダメージがありました。
2年前の大河ドラマが「いだてん」で、オリンピックを扱っていたんですが、この時初めて、実は1964年大会の前、1940年にも東京オリンピックが予定されていたことを知りました。
（「いだてん」は素晴らしいドラマでした。NHK World で英語ナレーション＆英語のサブタイトルでダイジェストやっていたんですが、これも素晴らしかった。）
悲願のアジア開催でしたが、1940年というと、まさに戦時下でオリンピックどころではなく、日本は開催権を返上したのでした。
東京オリンピックは、なかなかすんなりとは開催させてくれない星の下にいるのでしょうか。
七夕だったのになぁ…お願い事が大きすぎたかしら…いや、日本はもう過ぎてたか。
今回は、戦争ではなかったですが、戦争ほどのインパクトがあります。
※ちょっと古い記事ですが、すごくわかりやすいです。
アメリカで最初に確認された新型ウイルスによる死者は、昨年2月6日に亡くなった。
つまり、ひとつの国で計50万人が1年と少しで亡くなったことになる。これは、第1次世界大戦と第2次世界大戦とヴェトナム戦争で亡くなったアメリカの戦死者の総数を超える。
日本はオリンピック開催自体もかなり揉めていました。いや別に政府も東京都も「やる」って言っていたので揉めていたわけじゃなかったのかな？でも、少なくとも、日本の報道を見る限りでは、政治的にうまく立ち回っているようには見えませんでした。これを機に、「アジア開催めんどくせぇ」みたいにならないといいなと思います。
日本の政府の、この煮え切らない、責任者の顔の見えない、ふわっとした感じ、IOCや各関係者には奇異に見えたんじゃないかな、と思ったりします。決まったことをまじめに遂行するのは得意ですけど、強いリーダーシップで決断実行するということは苦手な国民です。
日本の世論もあまり積極的な雰囲気ではなかったようですし、ワクチンもようやく出回り始めましたが、オリンピックには間に合いませんでした。ワクチンにまつわる謎のうわさもかなりあるみたいですし、最近は「ワクチンハラスメント」と言われたり（ハラスメントっていうか、公衆衛生上、ワクチン打っていない人が同じ空間に無防備にいてもらっては困るっていうことなんですけど…）、外から見ていると、日本人の行動様式って理解しようとするのは難しいだろうなと思いました。
私が生きているうちに、もう一度日本で開催あるといいなぁ…
（2028年のロサンゼルスは行きたいぞ。）
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