大変な思いをして日本に帰って英気を養って帰ってきたお友だちと、長々と話をしてきました。
入国審査のこと、日本のメディア、コロナ対策、そして子供たちの教育などなど…
彼女が日本に帰った理由はいろいろあるんですが、どれをとっても興味深かったです。
彼女が一番びっくりしていたのが、入国時の面倒でアナログな体制でした。
同じことを何度も何度も確認されて、しかも全部印刷された紙じゃないとだし、最後のPCR検査まで含めて、本当にシステムのアナログさに、驚きを通り越して心配になったと言っていました。
こんなにアナログでこの先日本は大丈夫なの?
ワクチン接種ひとつとってもそうで、「接種券」が郵送で届いてから、電話またはインターネットで予約、接種時には本人確認書類が必要となります。
接種券を郵送で発送するのも紙に印刷する手間やら、接種対象者を住民票から抜き出して、住所を印刷するやら、大変な手間がかかります。
こう言っては、一生懸命働いていらっしゃる方々には大変失礼なのですが、こんなに手間をかける必要が本当にあるのか?公平を期すため?
でも、公平より、とにかくワクチン接種させる方が先ですよね?
それでも、ワクチンの絶対数が足りない日本では、最善の方法だったのか…
アメリカはどうしているか?
最初はもちろんプライオリティをつけていましたが、一般に開放された後は、強力なブルドーザーでどんな根強い雑草も根こそぎ刈り取るような、有無を言わさず更地にするような、強烈なリーダーシップでワクチンがばら撒かれていきました。
強い意志と予想外の事態に対する決断力と行動力、フットワークの軽さに、アメリカのすごみを感じました。彼らにとっては普通のことなのかもしれませんが。
こんなことを言うと、出羽守とか言われちゃうのですが、日本にいたら、気づかなかっただろうなと思います。
彼女は、実家に帰った後、周りに親せきも住んでいらっしゃるようなのですが、集まりに参加しようとすると、一瞬距離を取るような仕草をされたんだそうです。気持ちはわかりますが、日本に入国するまですでに3回もPCR検査を受け、すべて陰性であり、さらに14日間の隔離期間も経て、ようやく実家に帰ってきたのです。
そういうことを、いちいち説明しないとマスクをして距離も取られてロクに話もできない、と言っていました。気持ちはわかりますし、私も日本で過ごしていたら「アメリカ帰り」と聞いただけで避けていたかもしれません。
わかっていても、理解はできても、やっぱりがっかりしますよね…
それでも、水回りの美しさと便利さ、食事のおいしさにはやはり感動したそうです。ほとんど料理もせず、お総菜などで済ませたそうなのですが、それでもじゅうぶんだったと言っていました。わかる。私も日本のコンビニがあればそれだけでいいです。
それに関して言えば、日本のデフレも気になると言っていました。300円の立派なお弁当が売られていることにびっくりしたそうです。
私も日本に帰ると最初の朝食は松屋で食べることが多いのですが、朝定食は500円以内で、こんなに豪華です。
この金額でどうやって利益を出しているのか。チップもないし。
若い人は未来に希望が持てないのでは?という話で終わってしまいました…
…えーと、取って付けたようで恐縮ですが、それでも私は日本が大好きだし、望郷の思いは募るばかりです!
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