エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

選んだ道が一番いい道

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デフォルトが迷子

 アメリカに住んでいる方のブログの中でもかなり人気のブログ、春子ママさんの「American Dream」をほぼ毎日読んでいます。

American Dream Powered by ライブドアブログ

人気なだけあって、すごくおもしろいです。絵もかわいい。

 

最近は、ご家族がアメリカに来た経緯を思い出しながら書いていらして、私にとっても気づきがたくさんあって、さらに面白いです。現在ではすでに在米30年以上でお子さん二人は自立されています。

長女の春子ちゃんをご出産されて数年後、教育のことも考えて日本に帰国しますが、またアメリカに戻る決断をしたところまで来ました。この辺の心理的な揺らぎは、すごくよくわかります。何が家族にとって、子供にとって、自分にとって一番いいのか。それは誰にもわかりません。

 

そこで今日のタイトルに関連するお話がありました。

絵日記自体はご夫婦の楽しそうな様子ですが、スクロールして下のピンクの小文字のところに、こう書いてありました。

もし選ばなかった道にすすんでいたらって
思い返さないのが一番ですよね。
どんな道も選んだ道が一番だったと思います。

 

天地がひっくり返るほどの衝撃を受けました。

今まで私は何をしていたんだろう。 

 

生きていると、大きな決断を迫られる局面は何度か訪れます。あの時こうしていたら、こうしなかったら。でも、その選択をやり直したとしても、その先がうまくいく保障なんてないんですよね。そんなこと、誰にもわからない。

 

「どんな道も選んだ道が一番」って、だからすごくパワーがある。誰にも一番かどうかなんて評価できないけれど、評価できないからこそ「一番」と言い切っちゃう。

後悔をまったくしないで生きられる人ってそんなにいないと思うんですけど(いるのかな?)、たとえ失敗したとしても、その失敗から幸せな選択をすることもありうるわけで(逆もある)、いちいちくよくよしてもあんまり意味ないんじゃないかと思ったりします。時間が経過しないとわからないことはたくさんありますし、死んでもわからないこともあると思います。

 

私の最大と思われる選択は、やっぱり結婚でしょうね。あんまり積極的に認めたくないんですけど(笑)オットを選択したのが一番だったとかあんまり積極的に認めたくない(二回同じことを言ってしまいました)。

でも、彼との結婚に至るまでも、さまざまな選択をしてきました。

 

私が就職したのはバブル崩壊後の就職氷河期と言われたころで、今にして思えばブラック企業でした。そういうものだと思って働いていたのですが、体調を崩して退職して、1か月ほど休んでから転職したら、あまりにも働きやすくてびっくりしました。

そこで知り合った人に紹介してもらったのが、今のオットの前に付き合っていた人で、その人と付き合ったのが縁で外資系IT企業に転職しました。

その時の彼は今から考えるとモラハラっぽかったんですが、別れた方がいいんだろうなーなんて悩んでいたころ、オットが転職して私と同じチームにやってきました。これが縁で結婚まで至り、さらにアメリカまで来ることになりました。

 

アメリカに来る選択が良かったかどうかは、これから私がどう生きるかにかかってきます。ブラック企業に勤めてしまったのは不幸なことでしたが、結果的にすごく働きやすい職場で手に職をつけて、基本給も上がり、モラハラと付き合ったことで今のオットに結び付いたので、何がどう転ぶかなんて誰にも予測がつくことではないんですよね。

 

自分が選択した道が一番、と思いながら一生懸命生きることが大事なのかもしれないと思ったのでした。