義実家へ行った話を書きました。
幸いなことに、うちの実家もオットの実家も、近くに本家のお墓があります。お墓は近くに限ります。絶対墓参りなんて行かなくなっちゃいます。
そんなわけで、お盆も間近ですし、お墓参りに行きました。
すっかり忘れていました。
日本の夏には蚊がいるということを。
墓地なんて、木がいっぱいあって、蚊の巣窟みたいな場所じゃないですか。
墓地に着いて、鬱蒼と茂る木を見て、嫌な予感がしました。
カバンに入れてあったと思っていた虫よけスプレーが入っておらず、こうなったら煙で何とかしなければ、とお線香に急いで火をつけました。その間、蚊が!猛烈に寄ってきました。案の定。恐ろしい!
体中を動かして、煙をまき散らしながら、何とか蚊と応戦しました。
お墓参りも無事に終えまして、車に戻ったところで、足の甲に違和感を感じました。
その日、私はくるぶしまであるロングパンツを穿いてはいたのですが、靴下は浅履きのフットカバー(?)と呼ばれるものをはいておりまして、さらに露出度の高いサンダルを履いていました。
盲点でした…
ものすごくムズムズする!と思って確認したら、少なくとも片足5か所は刺されています。
狭ーい範囲に5か所です。辛い。
掻いたら負けだ、と自分に言い聞かせて、何とか家まで戻って確認すると、片足20か所刺されていました。自分で言うのもアレですが、刺されすぎて見た目が気持ち悪い。
その日の夜、初めて「痒くて眠れない」という経験をしました。
痒みって本当に辛いんですね。
皮膚の病気で痒みの強い方が辛いとおっしゃっていたのが、よーーーくわかりました。私なんて数日我慢すればどんどん軽減するからいいものの、病気やアレルギーでどうにもならない方々は本当にお辛いと思います。
その日の夜は、うとうとしたかと思うと、強い痒みで起きてしまい、アメリカから持ってきたかゆみ止め(成分が濃いので日本のより効くと聞いていた)を1時間おきくらいに塗りました。塗るとちょっと良くなるんです。
翌日は東京に戻ることになっていて、新幹線に乗ったりとにかくたくさん歩きました。
歩くのがまた辛いんです。痒い部分が歩くたびに靴との摩擦で刺激され、痒すぎて冷や汗と震えも出てきてしまいました。何度も家族に待ってもらって、かゆみ止めを塗りながら歩きましたが、そもそも暑くてうだるようだったのに加えて、何かの罰ゲームのようでした。
シアトルにももちろん蚊はいますが、よっぽど深いトレイルに入ったりしなければ、ふつうの生活ではめったに出会いません。
習慣とは恐ろしいですね。そんな生活を3年も続けただけで、あれほど嫌いだった蚊の存在を忘れてしまうとは。
結局、以前アレルギーで皮膚が荒れた時に処方してもらったステロイドの塗り薬を、本当はいけないとは思うんですけど、刺されたところにまんべんなく塗りました。
ステロイドって本当にすごい。
一度塗っただけでかなり良くなり、よっぽどの時以外は、ふつうのかゆみ止めだけですっかり落ち着きました。
たかが蚊、されど蚊です。
伝染病の媒介にもなる蚊です。
夏に日本に帰るときは、心してかかっていきたいと思います。
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