息子は基本的に学校が嫌いです。とにかく嫌いです。
あまりにも嫌いだ嫌いだと言うので、どうせ思春期にありがちなホルモンバランスのなんかだろう、くらいな感じで受け止めていたんですが、はっきりとした理由がわかりました。特に嫌いなのが、アメリカ人が大好き(?)なプレゼンなんだそうです。
オレは自分の意思でアメリカ来たわけじゃないんだよ。
日本が好きだし、日本の友だちの方が分かり合える。
でも、その友達はどんどん日本に帰っちゃってそのたびに辛い思いをしてる。
日本からくるオレくらいの年齢の子はあんまりいないから友だちも増えない。しかも、頼みの補習校はずーっとオンライン授業。
言われてしまった…泣きそうです。私も完全に同じ気持ちだよ(涙)
でも私は大人だから、それでもどこかで折り合いをつけられる。辛いよなぁ…
とにかくプレゼンがあるとすごく憂うつなんだよ。
自分の英語が自信がないから、自分のプレゼンの内容が良くないのか英語がめちゃくちゃで伝わらないのかどちらもなのか、誰かに「?」って顔されると辛いんだよ。
たまたま近くにいたオットにも息子はそんな話をしたところ
オレに言われても、何も言えない。
オレもプレゼンは何度やっても全然ダメ。苦手。
お前も大変だな、気持ちはわかるよって同情しかできない。
と言われました。
うちのオットはつくづく役に立たないな!
息子は失意のうちに就寝しましたが、まあそうは言っても、ずいぶん長いことアメリカで学生をやってきていますので、プレゼンも慣れたものなのです。プレゼンの当日が終わると、すっきりした顔で帰ってきて「大したことなかったよー」と言っていました。
まあ良かったです。
こんなに学校嫌いな息子ですが、以前、こんな嬉しいことがありました。
音楽の授業では、お誕生日の子がいると、毎回ハッピーバースデーを演奏するんだそうです。ところが、息子の誕生日は学校の休校日にかかっていて、完全に先生の頭から抜けてしまっていたようでした。もう授業も終わり、パックアップしてねー、と言ってから、急に何かが降りてきたように先生は叫びました。
大変!○○(息子)の誕生日だったね!みんな楽器しまっちゃった?
しまってない人は演奏して、しまっちゃった人は、うーん、仕方ない、歌ってー!
と、大混乱の中、ほとんどの子が息子に向かってバースデーソングを歌ってくれたんだそうです。いつもと違う趣向で、なんだかとても温かい雰囲気だった、みんなオレのことを仲間として大事に思ってくれていた、と幸せそうに話してくれました。
実際、息子がクラスでどういう立ち位置なのかはわかりませんが、本人が「大事に思ってくれている」と感じることが一番重要で、とってもいい話だなぁ、とじーんとしてしまいました。
たまにこんな風に、自己肯定感をあげてくれるようなミラクル(?)が起こります。息子は本当に不思議な子だなぁと思います。
毎日毎日暗いニュースばかりでゲンナリですが、こういうことがあると、人間に希望を感じもします。楽観すぎるでしょうか。
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