エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

車を新調しました

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私の最初の車

タイトルの通りです。車を新調しました!

 

渡米したての頃は、以前も書いたような気がしますが、ペーパードライバー歴30年弱の、ゴリゴリのペーパーゴールド免許保持者でした。運転免許証は身分証明書としてしか使っていませんでした。

高校最後の春休みに免許取ったんですが、あれもどうして取れたか本当に謎です。最後の本免試験で2回も落ちたんですよ?

オットにその話をしたら、「落ちる人いるの?」と驚いていました。
日本の試験なめるなよ。そんなに簡単じゃねぇんだよ。私は教官に試験途中でブレーキ踏まれてアウトだったんだよ。

 

そんなわけで、アメリカに来て車の運転は本当に、本当に、本当に大変でした。あれは辛かったです。精神的に追い詰められて、メンタルがかなり危なかったです。日本にどうやって帰ろう、とそればかり考えていました。

なので、アメリカで免許が取れて(当時はワシントン州と運転免許の相互免除規定がなかった)、さて私の車を買いましょう、となったときに、絶対小さい車!軽自動車がいいけど、アメリカにはないからとにかく小さいの!!と馬鹿の一つ覚えのように唱えていました。デザインとかメーカーとかマジどうでもよかったです。

 

実際、アメリカで購入できる中でも最少と言えるくらいの小さい車を買ってもらったんですが、とにかく小回りが利いて最高でした。
縁石にこすってホイールにじゃっかん傷がついているのと、隣に駐車していた車のドアが突然バーーーンと開いて私の車のボディをへこませやがった以外は、大きな傷もなく、がんばってくれました。

 

人間というのは恐ろしい生き物で、慣れてくると現状に満足できなくなってくるんですよ!2年くらい前から、オットにチクチクと

もっと大きい車が欲しいな~

などと口走るようになりました。オットは買い替えには早すぎる、と消極的だったのですが、1ヶ月ほど前から急に乗り気になり、自分で中古車を検索するほど熱心に探し出しました。さすがに大きい車があった方が便利だと思ったのかもしれません。

 

私の車でディーラーに行き、そこで気に入った車を試乗させてもらい、あとは契約、私の今の車を査定してもらってそのままディーラーに売り、何枚もサインさせられて、購入した車に乗って帰ってきました。

アメリカでの車の購入は、ちょっとWalmartで洗剤買ってくるね、くらい気軽ですごいですよね(そこまで気軽じゃないけど)。

 

ディーラーさんに、「最後に古い車と写真撮りますか?」と聞かれて、「写真?いえ、けっこうです」と断ってしまったんですが、ちょっとだけ後悔しました。
私の渡米直後の心の支えになってくれたのは、間違いなく、あの車がかなりの割合を担ってくれていたはずなのに。

本当にお世話になりました。ありがとう。ありがとう。