うちの近所は、地形的に霧が出やすいみたいで、しょっちゅう霧が発生します。
東京に住んでいる時は、霧なんて滅多に出なかったので、こちらに越してきて、あまりの霧の多さにびっくりしています。
でも、霧の出た日は、ほぼ快晴になるので、霧が出ると「今日は晴れる~」と喜ぶようになりました。
一度、オットが霧の濃い土曜の朝に全く全然さっぱり起きてこなくて、深い霧の中、私が息子を補習校へ送っていかなくてはならなくなった日がありました。渡米以来、一番と言ってもいいくらいの濃霧でした。あれは何の試練かと思いました…私は褒めて伸びるタイプなので、厳しくされても運転上手になりません。
シアトルは、サンフランシスコほどじゃないですが、坂道の多い街です。
補習校へ行く途中に、谷のようになっているところがあるんですが、そこが仙人の谷みたいになっていました。ここがめちゃめちゃ怖かったです。
※面倒くさいので、Windows搭載のペイントで描きました。これはこれで味がある。
光が全然届かないので、前の車が突然現れる、みたいな経験をしました。
霞だけ食べて生きていける仙人にはなれそうもないです。
案の定、この日も10時過ぎには霧が晴れて、そのあとはすっきり快晴となりました。帰りはオットが息子を迎えに行きましたが、私は心が狭いので、楽しやがって、と悔しい思いをしました。
こういう、どうでもいい記憶はずっと残っています。
このところ、この時ほどではないですが、霧の朝が多いです。
霜が降りることも多くて、なかなか幻想的です。おそらく盆地みたいになっている上に、昼と夜の寒暖差が激しいせいだと思います。夜は0度前後まで下がるのに、日が昇ると10度以上まで上昇します。昼間はとても暖かいのですが、風がまだちょっと冷たい。
でも、もう春の匂いがします。
すでに半袖短パンの人とかいるんですが、いつも思うんですけど、真夏は彼らはどうやって過ごしているんでしょうか。他人事ですが、気になります。
東京に住んでいた時、春はどうだったかなーと思って写真を眺めていたら、なつかしい公園が出てきました。
こうして見ると、これがシアトルで撮った写真だと言っても違和感ない気がします。
東京は自然がないと思われがちですが、うちは緑道沿いにあったので、緑がたくさんありました。夏は蚊がいっぱい飛んでいて、私と息子は食われまくりで大変だったんですが、遊ぶ公園はたくさんあって楽しかったです。
今にして思えば、どこへ行くにも電動自転車で息子を乗せて移動していて、体力めちゃめちゃあったな、と感心します。あのまま自転車と徒歩で移動していたら、今よりずっと体力あったんじゃないかと思います。実際、日本に帰ると、最初の2, 3日は必ず筋肉痛になります。自転車乗るだけなのに…怖い…