エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

送別会に参加してきました

ふと振り返ると自分の足跡にびっくりする

いよいよ現地校も残り数ヶ月で年度納め、進級進学の時期です。

当然ですが、イベントも盛りだくさんです。シニア(12年生。義務教育最終学年)のみなさんは、とにかくひとつでもイベントをミスすることのないように、体調にかなり気を遣っている人も多いようです。

 

12年生なんて遠い先みたいに思っていましたが、だんだん近づいてきていて、恐ろしいです。この間、息子が保育園に通っている頃の写真をオットと息子がキャッキャ言いながら眺めていたんですが、そこに映っている自分がひっくり返るくらい若くてびっくりしました。たかだか10年くらいで、人はこんなに老けるんでしょうか。

 

個人的には、アメリカの生活もなにがしか影響しているんじゃないかと思います。

東京だと、ぼんやり過ごそうとしていても、結局めちゃくちゃ歩きますし、歩かないにしても自転車に乗ったりしますから、生きているだけでそれなりにエクササイズできちゃうんですよね。しかも、何も考えなくても食事はヘルシーだし。

 

まあそうは言っても、生活自体はまあまあ満足しています。食べ物以外は。

オンライン英会話のレッスンをダラダラと続けているわけですが、初めての先生の時は、

「東京は忙しい街でエキサイティングだったけど、こっちは静かだし人はフレンドリーだし、だいたい満足しています。食事以外は

みたいなことを毎回話しています。

 

だいたいは満足しているんです。本当に。

来る前はあれこれ考えて、自分の意思ではないですし(これが大きい)、なんで今まで自分が大事にしてきたことを全部捨ててオットの仕事のためにアメリカなんかに、などと思ったりもしていましたが、それでも、日本にいたら絶対に出会わなかったであろう人や、マイノリティとしての生活とか、これらはチャンスがなければ経験できなかったことを経験させてもらって、素直に喜んでいます。

きっとどこかでこの経験は役に立つはず。

 

来月、ご近所さんで仲良くさせていただいていた日本人の方が東海岸にお引越しされる、というので、送別会に参加してきました。

素敵フィンガーフード

大学を卒業してからずっと働いてこられ、ご自分の転勤でアメリカまで来られたそうですが、お子さん(すでに独立されています)がそれまでふつうに習い事としてやっていたことに対し、ある時「この技術に真剣に取り組みたい」と言い出し、そこはアメリカ、送迎が必要ですので、仕事を断念されて、数年間、無職時代を過ごされたそうです。

あの時は苦渋の決断だったけど、でも、仕事は始めようと思えばいつでも始められるから、と思って辞めました。今では良かったと思っています。

数年前に再就職して、今度は転職で東海岸に行きます。

先のことはわからないし悩んでも仕方ない。今目の前にあることにフォーカスして、それを着実にこなしていけばいいと思うんです。

といったことを最後におっしゃっていて、今の私にめちゃくちゃに刺さってしまいました。

彼女の次の仕事は、日本人向けサービスの管理職、というポストだそうですが、それに関しても

もちろんお金も大事なんだけど、それより、この年になってくると、日本の若い人たちに自分が何かできないだろうかって考えちゃうんですよね。

とおっしゃっていました。

 

まさに、それを、私も、やりたいのです!

 

アプローチの仕方は全く異なるとは思いますが、いつか何かの形で日本の人たちに少しでも貢献できることができたらいいなと、心底思っています。これも、アメリカ生活の賜物でしょう。

送別会に出て、逆に背中をグッと押してもらったような、何とも言えない暖かい気持ちで帰ってきました。

 

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