暗い話第2弾です。暗いです。
そうです。私は根が暗いのでした。うっかりするとそのことを忘れてしまいます。
現地校年度末がなかなか辛かった話を書きました。辛かったです。いえ、息子が。
でも、この時、親ができることって、支えて声を聞いてあげる、できれば察してあげるくらいのことしかできないんですよね…(もちろん、声を上げたり守ったりすることも場合によってはやりますが。)
気を付けないと「学校行こうよ」とか「今日は行けそう?」「元気でしょ?」などと軽率なことを言ってしまいがちなんですが、ここは息子の話をよく聞くべきタイミングなんですよね。
NHK Eテレに「ねほりんぱほりん」という番組があります。
顔出しNGの一般の方をゲストに話を聞くトーク番組なのですが、実際に収録しているにもかかわらず、人形劇としてその様子を再現していて、ゲストだけにモザイクをかけるんじゃなくて、全員が人形になってフラットな関係を見せている、異色な番組です。
これがポッドキャストを始めたんです!
ポッドキャストでは、放送のダイジェストに加えて、当時かかわったディレクターの方や、人形の操作をする操演(そうえん)の方などの、テレビの裏側の話も聞けてしまいます。
どこの回だったか、
「人って自分の話をじゅうぶんに聞いてもらう経験ってそんなにないんです。何日にもわたって何時間も聞いていると、本人が気づかなかったような事実や気持ちに気づいて、当初考えていたテーマから変わることもあるんです」
というような話をされていました。
以前も書きましたが、「聞く」って本当にすごい力があると思います。
息子が辛い時期に、私はちゃんと受け止めて聞いてあげられただろうか、と自問する日々です。ここを間違えると、おそらく信頼を失くして、自分の大事な部分を私に話してくれなくなるだろうと思います。
息子はこれから、何か話を聞いてもらいたい、誰かに相談したい、という局面に遭うことが増えるでしょう。その時、たくさんのオプションがあるのが一番いい。先生、友だち、部活仲間、いとこ等々…その中に、私たち両親も入るだろうか…
そのためにも、息子の信頼を失わないように、自分自身も努力することが必要だなと痛感したのでした。
私自身は、親に自分のことを聞いてもらえなかった、私を信用してもらえなかった(実際に「お前のやっていることなど信用できない」と面と向かってはっきり言われました)経験があり、それ以来、大事な話は一切しなくなりました。
こんなことをつらつら考えていると、鬱々としてくるわけですが、それもこれも原因はわかっています。
時間が有り余っているから。
息子は日々成長し、かなりな部分をひとりでできるようになり、私の出番もかなり少なくなりました(車の運転手と毎日のご飯くらい)。
時間があると人間ロクなことを考えません。
お笑い芸人の中川家のお兄さん、剛さんは、学生の時、あまりにも暇すぎて家で火遊びをしてしまい、気づいたら全焼してしまった経験があると言っていました。
確か結論としては、高校でラグビーを始めてからは忙しすぎて余計なことをしなくなった、若い時は体を動かしてエネルギーを発散しろ、みたいな話だったと思います。
本当に全くその通りです。
私も私で、集中できる何かを見つけないといけない、と思ったりしています。「いけない」って思っている時点で何か違う気もしますが。
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