とある日本人コミュニティで、毎月会報のようなものが配布されています。コロナになってからはメールで届くようになりました。それまでは紙で配っていたのかと思うとビビりますね。
この会報は、基本的にイベントのスケジュールや現在進行形のこと、それから会員へのお願いなどがメインなのですが、冒頭に、このコミュニティのトップの方がちょっとしたコラムを書いていらっしゃいます。毎月けっこうな量のコラムなので、ネタ探しから執筆まで、大変だろうなぁと思って読ませていただいています。
いよいよ、日本の年度末がやってきまして、今年度最後の会報が先日配布されました。拝読させていただいて、ちょっと思い出したことがありました。
そのコラムの概要は
人が幸せを感じる時とは;
1.人の役に立つ
2.人に褒められる
3.人から愛される
4.人から必要とされる
「あなたにしかできない」「あなたでないと困る」そう思われる人でありたい。
※少しデフォルメしています。
この冬の日本のドラマで、黒木華さん主演の「ゴシップ」というのがありました。内容自体はそれほど注目するほどではなかったんですが(ごめんなさい💦)、黒木華さんがすごく好きで、最後まで見ました。
この黒木華さん演じる週刊誌の編集長と、記者の一人とのやり取りがなかなか印象深かったのです。この記者は「自分にしかできない仕事なんてどうせない」と投げやりになっています。それに対して編集長はこう言うんです。
自分にしかできない仕事なんてない、そう言ったよね?
それは確かにそう。
あなたにできる仕事は他の人にもできる。そうでないと会社は成り立たない。
でも、あなたでよかった、そう言われる仕事ならきっとある。
うわー、これだ!と思いました。
自分にしかできない仕事って、私はほとんど興味がありません。
もう芸術家くらいしか思いつきません。大統領やロケットのパイロットですら、希少ではありますが、その人でないと困るということはないと思います。でも、「あなたにやってもらって良かった」という仕事だったらたくさんあるはずです。誰でもできるとよく引き合いに出されるコンビニやファーストフードの店員だって、誰でもできる仕事かもしれないけれど、その人で良かった、ということは多分にあり得ます。
ただの方便かもしれないのですが、おそらく基本的にはその会報で書かれていたことと同じことなんじゃないかとは思います。
「人が幸せに感じる」4項目は確かにそうだなぁ、と思いましたが、そこから「あなたにしかできない」を導き出すのは、ちょっと違和感がありました。「自分にしかできない」なんて、無邪気すぎるし、傲慢に感じます。
「自分にしかできない仕事」は目指すと辛いけど、「あなたで良かったと言われる仕事」だったら、がんばれる気がします。
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