エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

海外生活していて困ること(4) - 母の緊急手術

怖かったです

父がリハビリセンターに入所して数週間、父はまだ痛がっているようでしたが、弟の報告によれば、介助付きではあるものの、歩行ができるまで回復していました。

そろそろ退院もできるだろう、というところまでこぎつけました。

施設に移った母の話

実家に郵便物などのチェックに行った弟から「留守電も何件か入っていて」と報告がありました。

どうやら、弟が小学生の時のクラスのママ友たちから「連絡が取れなくて心配です」と入っていたそうです。弟の小学校のクラスは担任の先生が素晴らしかったおかげで団結力が高く、親同士もかなり仲良くなりました。いまだに連絡を取り合っていたのか、と泣きそうでした。しかも定期的に連絡を取っていたということです。ありがたいことです。

様子のおかしい母

父が落ち着いた一方、施設にいた母の容体がとにかくおかしかったのです。

認知症と括るには、あまりにも奇天烈な言動に、弟はおかしいおかしい、と何度も言っていました。

 

病院で検査を受けたところ、あろうことか、脳に血腫ができていました!

 

ドクターによれば、おそらく相当前に頭を強く打って、少しずつたまっていったのではないか、とのことでした。

緊急手術をして2週間ほどで退院してきました。

術後の経過は良く、顔色も良くなったし、言動も「ふつうの」認知症に戻ったと言っていました。

 

もし父が2月に転倒していなかったら、母は実家で倒れていたはずです。

実家で母が死んだら、恐ろしいことになっていたと思います。父はパニックを起こすだろうし、母の死亡に関わる処理をしている間に、父も死んでいた可能性があります。こうなったら、私も日本に長期で帰らなければ、とてもこなしきれなかったと思います。

(結局、弟はものすごく大変でしたが)

施設に移った後で、不幸中の幸いでした。

得られる教訓

とにかく、老後は無理せず、老人ホームなどに入ることを強くお勧めします!

ドラマ「きのう何食べた」で、老いたご両親が主人公の史朗さんに言うのです。

あなたの時間は、あなたのために使ってほしいの。

※だから、子供に迷惑かけたくなくて、老人ホームに入る決断をした、という話の流れです。

 

今の私には、ぶすぶすと深く刺さる言葉でした。

自分のためにも、自分の周りの大切な人を守るためにも、自分がまだ決断できるうちに自分が動けるうちに、老後の準備はものすごく大事だと思います。

 

4月上旬までの話です。

 

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