エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

海外生活していて困ること(2) - きっかけ

意外と辛い

きっかけは、父が家で転んだことでした。

「転んだ」と言っても、1歳のよちよちの子が転ぶのと、80歳にもなろうという老人が転ぶのとでは訳が違います。

 

私も弟も、そうは言っても、最初は「転んじゃったかー」という程度の認識しかありませんでした。

そして父は突然

今年2月のある日、家で転んだ父は救急車で運ばれ、そのまま入院となりました。

 

骨に異常は見つからなかったそうなのですが、ものすごく痛くて動けない、と訴えていたそうです。2週間ほどで治療は終わったものの、体が弱ってしまったので、病院からリハビリセンターに移って様子を見た方がいいと言われました。

 

この頃、新型コロナの感染者が拡大していて、親族すら、患者に会うことができませんでした。医者や看護師からしか様子を聞くことができなかったので、父の様子を見ていなかった私も弟もかなり楽観的でした。

その頃母は

一方、母は、ひとりではとても生活などできるわけもありません。

 

父の入院と同時に、弟は「不幸中の幸い」とばかりに、一気に自分の家の近所にある施設と連絡を取って、夫婦ふたり入居の算段を付けました。入居まで3日間だけ、母とふたりで実家で過ごしたようです。家が汚すぎて辛かったと言っていました(想像に難くありません…)。

 

施設に入れた後も、母は自分の状況がまったく理解できず(もちろん説明はしています)、みんなで旅行に来たくらいに勘違いして、なぜ自分一人だけが取り残されたのかとパニックになり、携帯の充電がなくなるまで弟に鬼電していたようです。母の気持ちを思うと辛いですが、弟も相当辛かったと思います。

孤軍奮闘の弟は

この頃の弟は、仕事どころではありませんでした。

 

かなり理解のある会社のようで、本当に良かったです。後から聞いたら、幹部の人たちも家族のことであれこれ大変な経験をされているみたいでした。

 

弟の奥さん(以下、義妹さん)は何をやっていたか気になる人もいるかもしれませんが、弟の判断で、彼女には一切情報を入れず、完全なる無関係な立場にしていました。

 

これはかなり英断だと思いました。

 

私だって、義両親のことは心配ではありますが、あれこれ頼まれたら夫との関係が悪化するかもしれません。弟はきっぱりと、「あなたは自分と子供たちのことだけを考えて生活してくれ」と言い切ったみたいで、義妹さんも「手伝ってなくて申し訳ないのですが、そうさせてもらっています」とさっぱり言ってくれました。

 

改めて、弟はすごいなーと感心しました。

そんな私は、弟から報告を受けて「良きにはからってくれ」というだけの、スーパーイージーな立場におりました…(そして今も…)

 

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