エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

海外生活していて困ること(1) - 父が亡くなった

歳を取るとは

父が亡くなったのは、今年の8月でした。

インスタに書いたとおり、父が亡くなる3日前にアメリカに戻ってきて、とんぼ返りで告別式に参加しました。

弟には一生頭が上がらないです。自分が一人っ子で、両親と国境を隔てて暮らしていたら、詰んでいました。

遡ること1年前

夏に両親に会いに行った時は、まだまだ元気でした。

父は難病にかかっており(いろんな病院で診てもらって、ようやく病名がついたばかりでした)、足腰と嚥下に問題がありました。頭ははっきりしていたので、助かりました。

母は認知症を発症していて、すでに中程度まで進んでいましたが、会話自体はそれほど違和感なくできました。難しい話は全然ダメでしたが、ちょっと物忘れが多いかなー、くらいな感じでした。

 

危ないので、施設に入ってほしいと弟が説得にかかりましたが、気に入らないことがあるとすぐに怒鳴り散らす父に、なすすべもない、と嘆いていました。

 

この頃、ケアマネージャーさんに相談していて、ヘルパーさんにも週に何日か入ってもらっていました。が、これも揉めました…母は他人が家に入るのを嫌がったし、「自分でできる」の一点張りで、父もしょっちゅう悪口を言っていました。

ヘルパーさんは、どこにやりがいを見つけたらいいのかわからないだろうな、と本当に済まない気持ちです。最後は、母が、自分で移動させたにもかかわらず、お財布がなくなった、お手伝いさんに盗られた、と大騒ぎしていました…本当にすみません…

年齢とともに意固地になる父親と

自分も歳を取ったらこんな感じになってしまったら、嫌だなぁ、というのが率直な感想です。「親に向かってなんだその口の利き方は!」と怒られて育ちましたが、親だからって子供に横柄で理不尽な態度をとっても敬ってもらえると思ったら大間違いです。親孝行したい時に親はなし、と親に言われましたが、それも親が子供に言うことじゃないですよね。

 

死んでしまった人の悪口を言うのもどうかと思いますが、そんな感じで、私の中では複雑な心境でした。

言われて悔しかったことや傷ついたことの記憶は消えないままですが、それでも、父へのこの感情はこの後、いろいろな手続きとともに変わっていくことになりました。

 

人間ってすごいですね。つくづく思います。

 

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