父と母がようやく、同じ施設に入りました。
認知症専門施設であり、あくまで通過地点ではありますが。
母の術後経過は
頭の血腫の術後検診ということで、5月末に弟が母を連れて病院へ行ってきました。
血のたまりは減っており、再手術の必要なしということで安心しました。認知症検査もしたのですが、こちらも思ったほど進行しておらず、動きは遅いものの自立歩行もできるようになり、母はまずまずの結果でした。
ひとりだけでも安定してくれると、とても助かります(こちらの精神上)。
問題は父
母の通院後、施設に戻ると
なんでお母さんがいないんだよ!
通院するなんて聞いておらん!
さらにさらに
現金がなくてオレは困っているんだ!!
と喚き散らしていたそうです。
もちろん、通院の話はしていたはずですし、現金については施設ではお金を持たないルールになっています。
そんなことを説明しても、「現金がないと困る」の一点張りで、仕方なく、弟は数万円父に渡してきました。
大声を出さなくても聞こえます
リハビリセンターを退院した直後は、ぼーっとしていて魂が抜けたようになっていた父でしたが、施設に入って母と一緒になって(部屋は別ですが)、何かスイッチが入ってしまったのでしょうか。話の通じない怒鳴り散らす老人になってしまっていました。
私も年に一度しか日本には帰っていませんでしたが、その年に一度の実家訪問の時ですら、必ず怒鳴られていました。
気に入らないことがあるとしても、怒鳴る必要なんてないと、私は思います。
でも、認知症になってもその魂は変わらないのでしょうね…
大人しくなってみたいで良かったと思っていたのですが、これを聞いて、ものすごくがっかりしました。
あくまで弟の印象ですが、父の認知度がどんどん低下しているようでした。
理解はできる、でも
大声を出すと周りの入居者の方も怯えさせてしまうので、ここを追い出されたら、とヒヤヒヤしていました。
筋肉が衰えて自分では何もできない、トイレも食事も入浴も、しゃべることもままならない、そして自分の置かれている状況もさっぱりわからない、ただわかるのは、自分の妻がそばにいるということだけ。
父の混乱もわからないでもありません。
そして、認知症であるが故の行動であることも理解します。
でも。
父の状態が落ち着かないことには、本来入居するはずの施設には移ることができません。この時は、長期戦を覚悟していました。
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