エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

海外生活していて困ること(7) - 父の状態が

ふつうに怖い

父と母がようやく、同じ施設に入りました。

認知症専門施設であり、あくまで通過地点ではありますが。

母の術後経過は

頭の血腫の術後検診ということで、5月末に弟が母を連れて病院へ行ってきました。

血のたまりは減っており、再手術の必要なしということで安心しました。認知症検査もしたのですが、こちらも思ったほど進行しておらず、動きは遅いものの自立歩行もできるようになり、母はまずまずの結果でした。

ひとりだけでも安定してくれると、とても助かります(こちらの精神上)。

問題は父

母の通院後、施設に戻ると

なんでお母さんがいないんだよ!
通院するなんて聞いておらん!

さらにさらに

現金がなくてオレは困っているんだ!!

と喚き散らしていたそうです。

 

もちろん、通院の話はしていたはずですし、現金については施設ではお金を持たないルールになっています。

そんなことを説明しても、「現金がないと困る」の一点張りで、仕方なく、弟は数万円父に渡してきました。

大声を出さなくても聞こえます

リハビリセンターを退院した直後は、ぼーっとしていて魂が抜けたようになっていた父でしたが、施設に入って母と一緒になって(部屋は別ですが)、何かスイッチが入ってしまったのでしょうか。話の通じない怒鳴り散らす老人になってしまっていました。

 

私も年に一度しか日本には帰っていませんでしたが、その年に一度の実家訪問の時ですら、必ず怒鳴られていました。

気に入らないことがあるとしても、怒鳴る必要なんてないと、私は思います。

でも、認知症になってもその魂は変わらないのでしょうね…

大人しくなってみたいで良かったと思っていたのですが、これを聞いて、ものすごくがっかりしました。

 

あくまで弟の印象ですが、父の認知度がどんどん低下しているようでした。

理解はできる、でも

大声を出すと周りの入居者の方も怯えさせてしまうので、ここを追い出されたら、とヒヤヒヤしていました。

筋肉が衰えて自分では何もできない、トイレも食事も入浴も、しゃべることもままならない、そして自分の置かれている状況もさっぱりわからない、ただわかるのは、自分の妻がそばにいるということだけ。

父の混乱もわからないでもありません。

そして、認知症であるが故の行動であることも理解します。

でも。

 

父の状態が落ち着かないことには、本来入居するはずの施設には移ることができません。この時は、長期戦を覚悟していました。

 

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