父のリハビリが順調であり、母の術後の経過も悪くありません。
ところが、物事はそんなに順調には進みませんでした。
いよいよふたりは対面できるのか
母の退院が見えてきた時、弟と母の施設の人、父のリハビリを担当されている理学療法士の3人で話をすることになりました。
この辺の連携がすごいですね。
そんなに簡単に施設に移れない事情
母が現在入っている(はずの)施設に、二人で入ることは難しい、ということになりました。
なぜか。
母はベッドに拘束が必要であること、父の夜間のせん妄がひどいこと、が主な理由でした。まず、認知症専門の施設に入って、状態が安定してから、今の施設に移れるかどうか判断しましょう、となりました。
認知症の人が手術・入院となると、個人差はあるとは思いますが、自分の状況を正しく判断できないため、知らない場所で管につながれて寝かされていることに強い不安を覚えて、最悪、点滴を外して逃走することもあるそうです。
少なくとも、母はそもそも入院が難しいと言われていて、今回緊急だったので手術・入院したものの、やむを得ず、拘束をしたようです(そして余計認知症が進む)。
素晴らしいスタッフの方々に支えられ
ここからがまたすごくて、
母の施設長さんが
- 母が入院している病院に病状を確認
- 認知症専門の施設と対応について検討(部屋の空き情報も見つつ)
父のリハビリスタッフさんが
- 同認知症専門施設と連絡を取り、入居時期を相談
と手厚かったです。
確かに、入居を予定している施設はなかなかのお値段がするのですが、それにしても素晴らしい施設だなと思いました。
この時点で、父のリハビリセンターの最終退所日は決まっていたのですが、受け入れ側の認知症専門施設が満床で、空きが出るかどうか、最終調整に入っていました(スタッフの方にがんばってもらいました)。
どこにも行き場がなくなるのではないかとハラハラしましたが、結果的には何とか退所日前に移ることができました。
そしてここからも、予想通り、いろいろあります…(この時点でまだ4月)
アラフィフでも学ぶことはたくさんある
お気づきかと思いますが、父が倒れたその日から、私の両親ふたりは全く別の場所で過ごしています。私と弟は、早くふたりを会わせてあげたい、と焦っていました。ふたりが出会いさえすれば、お互いにいい影響が出て、症状も落ち着くのではないか、と考えていただからです。
でも、人間というのは「~さえすればどうにかなる」などという、単純な構造にはできていないということを、この後知ることになります。
どうして私たちはこうも楽観的に物事を捉えようとするのでしょうか!
学習よ、自分!
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