エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

教育学区からのメール

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メールは読むのすら面倒くさい

もしかしたら、教育学区から何か来るんじゃないかなーと思っていたら、やっぱりきました。

"Supporting Our Families Amid Crisis in Ukraine"

というメールです。

※件名はちょこっと変えています。

 

シアトルで発砲事件があったり、学区内の生徒が自殺したり(!!)、胸が痛くなるような出来事があると、だいたい学校からメンタルヘルス系のメールが来ます。日本の学校と最も違うことのひとつだと思っています。

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もうすぐ春ですね

大人の私ですら、ウクライナの報道を見ていると胸がつぶれる思いがします。地下シェルターで女の子を出産した話が美談のように広がっていますが、その家族のこれからのことを思うと、本当にいたたまれない気持ちになります。全然美談でも何でもない。

 

「この子が希望の光となりますように」みたいなコメントも見ましたが、戦時下の不衛生で物資も不足しているようなところで生まれた赤ん坊にそんな期待を寄せるのは、荷が重すぎます。私はこういう話がすごく苦手です。戦時下に美談なんていらない。感動的な話はあるとしても、そもそも戦時下であることが間違いです。戦時下でなければ、感動的な話にもなりません。

 

今ごろ、その赤ちゃんは暖かく過ごせているだろうか、体を拭いて清潔な場所で寝ることができているだろうか、産着やおむつはあるのだろうか、お母さんは母乳が出ているのだろうか、そういう現実的なことばかりを考えてしまいます。

平和で清潔な日本ですら、赤ちゃんを育てるのは大変なことです。ペットや小さな子供たち、体の不自由な方々、どうしていらっしゃるんでしょうか…

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うちの庭にしょっちゅう遊びに来る近所のネコ

冒頭の教育学区からのメールには、

私たちの学区には、ウクライナやロシアに友人や親せきがいる生徒がいる可能性を考慮しています。これは特に低学年の生徒にとって、処理が複雑なトピックであることを認識しています。

とあり、以下、ウクライナについて学ぶにあたってのリソース、カウンセリング、さらにウクライナやロシアへの援助、逆にこの紛争の影響で金銭的な援助が必要な家庭に関するリソースへのリンクがありました。

 

アメリカは移民の歴史の中から闘争で自由を勝ち取った国ですので、この辺の肝の据わり方にはいつも感心します。今までウクライナ出身の方はお会いしたことはないのですが、ロシア出身の方は、今までたくさんお会いしています。オットの会社にもたくさんいらっしゃるそうです。もちろん周辺の元ソ連だった国々出身の方もたくさんいらっしゃいます。

 

この間読んだブログです。最後までぜひ読んでいただきたく。

ameblo.jp

いつも素敵な楽しいブログなんですが、この日の内容にはたまげました。

アメリカだから起こりうることなのかもしれないのですが、いろんな問題がここに含まれていて、とてもとても切なくなりました。子供は子供でいるべきなんです。いくらでもわがまま言って、親を困らせればいいんです。いい子でいなくちゃいけないなんて、辛すぎます。

 

本当に戦争なんてやっている場合じゃないよ。

 

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