エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

学校も Wi-fi なしでは

宗教と呼んでも良いのでは

先日、そろそろ息子が学校から帰ってくるかなーと思った頃、校長からメールが来ました。

 

学校の Wi-Fi が突然ダウンしました。

明日の授業が通常通りできない可能性があります。

復旧の見通しについては、随時お知らせします。

 

日本のふつうの公立学校ではたぶん起こり得ない話だと思われます。こういう時、物理的にしっかりそこに存在しているものは本当に強いですよね。

 

最近、バーコードで読み取る方式のチケットなんかが増えてきましたが、いまいち信用できません。特に、飛行機等大事なチケットに関しては、用心してバーコードのスクショを取って、さらに印刷までしておきます。スマホは便利ですが、バッテリーが切れたり停電したりネットが突然不通になってしまうと、ただのじゃまな物体になってしまいます。スマホは手放せないものですが、心の奥底ではあんまり信用していないんでしょうね、私。

もちろん、地域全体が停電してしまったら飛行機自体も飛ばなくなっちゃいますが。

 

息子に聞くと、中にはアナログな先生がいて、提出物は全部紙、というクラスもあるそうです。

でもさ、授業での調べ物は全部インターネットだから、結局 Wi-Fi 使えないと授業にならないんだよ。

そうか、そうだよねぇ。

 

授業で YouTube 見て感想を言う、みたいなこともしていますし、プレゼンもすべてパワーポイントで作っています。提出は OneNote です。州の統一テストもインターネットを介して行われます。

 

こうやって考えるとすごく怖いですよね…

私なんて、大事なデータはすべて Google アカウントで管理していますので、Google が死んでしまうと、私も社会的に死ぬことになります。何一つ物理的に存在するものなんてないのに。怖すぎます。

 

ちょっと古いんですが、「サマーウォーズ」という映画が大好きです。

eiga.com

これは仮想空間で起きた事件が、現実世界にも大きな影響を及ぼすという話なんですが、メタバースがだんだん大きくなるにしたがって、現実味を帯びてきた感じがします。

ここまできたら、もう、Wi-Fi どころの騒ぎではなくなりますよね…

 

でも一方、人はもっと自由になるだろうなぁと思います。

物理的に存在している国境が、意味をなくす時代もすぐそこに来ているのかもしれません。日本に帰ろうかどうしようか迷う必要もなくて、どこにいってもどんな仕事・教育にもアクセスできるようになるかもしれません。

なんだか、それはそれでワクワクします。

(学校の Wi-Fi はすぐに復旧しました。)

 

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