エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

ニュートン算から希望が見えました

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授業が終わるや否やピコピコです

補習校で、「ニュートン算」なるものを習ったようです。
初めて聞いたのですが、聞いたことありますか?

 

私は算数が比較的好きなんですが、こういう初めてのものがあると、とてもワクワクします。

[問] 遊園地の開園前に、窓口前に300人の行列ができていました。窓口が開いてから、1分間に5人ずつ行列に人が増えます。
窓口をひとつ開けると、行列がなくなるまで75分かかります。1分間に何人が遊園地の中に入れますか。

 

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こういう、空間から中のものを出したいのだけれど、出している間にも新たに中のものが増える、全部空間から出すにはどれくらいの時間がかかるか、というのが基本の考え方のようです。

ニュートンが最初に考えた概念ということで「ニュートン算」と呼ばれているようですが、もともとはもっと複雑だったみたいですね。

ニュートン算 - Wikipedia

 

小学生の問題ですので、考え方としてはそんなに難しくなくて、少し考えれば答えが出せます。(中学受験を考えているようだと、もう少し複雑な問題が出るようです。)

[解答]

75 x 5 = 375 --- 75分間で増加する人数
375 + 300 = 675 --- 増加する人数 + 初期人数 = 75分間に入園する総人数
675 ÷ 75 = 9 --- 答え

 

でも、この課題を見ていて、もう中学も近いんだなぁ、と何とも言えない気持ちになりました。私では歯の立たない問題が登場する日も遠くないだろうと思います。今でさえ、体力だけじゃなくて知力も衰えていることを日々実感しているのに、あと数年後に自分が今と同じように「挑戦楽しい!」と思えるかどうか自信がありません。

 

逆に、子供の未来はまだまだこれからなんだ、と思うとそれにワクワクします。
これからどんどん難しい問題に挑戦していける知力も体力もあるのかと思うと、本当に素晴らしい。それは算数のようにひとつの答えを導けるような問題だけでなく、社会問題や人間関係、哲学的なことや自分の信条など、多岐にわたります。

私はすでに自分の固定観念にとらわれていて、新しい考え方に順応するのが難しくなっていますが、子供の未来を考えると、自分の老化を押しとどめてくれているような気がして、希望が見えるのです。

 

子供は未来だなぁ、と思います。
社会が大事に育てていくべき、大切な未来だと思います。