エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

アメリカ大寒波

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雪だるまにも文化があるとは

ふだん、シアトルのローカルニュースしか見ないので、全然気づいていなかったんですが、北米大陸全体を大寒波が襲っているんですね。びっくりしました。シアトルだけの話かと思っていました。ニュースの天気図も西海岸くらいしか出てきませんし。

だいたい、国土が広すぎるので、CNNとかABCとか見ても遠くの話過ぎて全然実感がわきません。

 

この気温図、おそろしくないですか?

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Weather Channel より

確かに夜の気温なので低くてもそれはそうなんですが、これ、華氏ですよ?ファーレンハイト。内陸部とかそうとうやばいですね。(フロリダだけ意味が分からない。)

シアトルも寒いですが、これを見ちゃうと全然寒くない気がする。

実際、現在は天気は相変わらず悪いですが、すっかり雨になっています。先週末降った雪もすっかりなくなりました。

ワシントン州は全然良い方で、もともと寒い気候で毎年雪も降る地域なので、冬の備えはぼちぼちあります。
むしろ、ほとんど雪が降らない地域が慣れていないせいか大変なことになっています。これはすごくよくわかります。こんなに寒くて停電は死活問題です。水道管が凍って破裂し、断水もしているようです。みなさん暖かい場所で過ごせているのでしょうか。

 

この記事もすごいですね。

タイトルはやや釣りっぽいですが、中を読むとかなり悲惨です。
自家発電を試みて一酸化炭素中毒で亡くなられたり、暖を取るために家具を燃やすところまで追いつめられていたり。電力供給が追い付かず、輪番停電しているそうです。

辛すぎる。

中見出しが「公衆衛生上の大惨事 (Public health disaster)」となっています。

同州(テキサス州)ヒューストンの医療当局者は地元テレビ局に、「これは完全に公衆衛生上の大惨事だ。もちろん寒くなれば一酸化炭素中毒は起きるが、これほどの人数は通常ではあり得ない」と述べた。

大寒波がやってくると一酸化炭素中毒患者が増えるなんて考えたこともありませんでした。よくある事例なんですね。

うちも最近停電を経験しましたが、局地的でしたし、ホテルに泊まるという選択肢もありました。それに、あの時はそんなに寒くはなかったので、暖房が入らなくても日中はそんなに困りませんでした。

小さいお子さんがいるご家族や足腰が動かない方々はどうされているんだろう…

↑しつこい?

先のBBCの記事ですが、元の記事は二つにわかれているのを一つにまとめちゃったみたいです。後半は、テキサス州コロラドシティの市長がトンデモ発言で辞任に追い込まれたという話になっていました。

フェイスブックに「生き延びるのは強者のみだ、弱者は死んでしまう」と投稿した。

とあります。あんまり一部だけ切り取って判断するのはどうかと思いますが、この書き込みだけ見ると、そうとうやばい人ですね。

「自分でなんとかできるのに、何もしようとしない怠慢な連中には、ほどこしを与えるべきではないと言いたかっただけだ」と述べた。

この言い訳すらやばいです。

あまりの寒さに頭がおかしくなったのかもしれません。そこに住んでいらっしゃる方々がお気の毒すぎます。

 

今週末も寒波が予想されており、平年並みに戻るのはもう少し先のようです。

みなさまどうか暖かくして過ごされますように。