エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

室内楽を聞いてきました Seattle Chamber Music Society

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演奏会すごく良かった

在シアトル・ポーランド日本人向けコミュニティ誌「ライトハウス」のイベント情報には必ず目を通します。

何気なく目を通していた時、「!」となりました。

ガタっと一瞬立ち上がりました。

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これは!

シアトル周辺のイベント情報 | 現地情報誌ライトハウス・シアトル

 

コロナ禍でずっと観客を入れてのコンサートはしていなかったんですが、ようやく人を入れ始めたんですね。

www.seattlechambermusic.org

Seattle Chamber Music Society. 室内楽の団体です。オーケストラとは違って、小さい編成の曲を演奏します。

 

私はわりとクラシックも聴くんですけど、シアトルでクラシックコンサートって言うとこのほとんどがベナロヤホールで、しかもここはダウンタウンであまり気持ちのいい地域ではないので(田舎に住んでいるので、ただの偏見で、本当はそうでもないのかもしれないんですけど)、コロナは関係なく、東京に住んでいた時ほど、気軽に聴きにいけませんでした。

 

そう考えると、東京ってやっぱりすごいですよね。何でもある。公共交通機関で安く早く正確に目的地にたどり着ける。しかもこんな大都市なのに治安がいい。夜中の渋谷センター街をひとりで歩いても全然平気ですもんね。

 

オミクロン株も怖かったんですけど、どうしても生演奏に飢えていました。

コロナ禍で、動画配信するイベントも増えましたが、ライブじゃないと伝わらないことがたくさんあります。動画では限界があります。

チケットを見たら、まだ数席空いていました。勢いでチケットを買ってしまいました。

 

夜の回はやっぱり夜道が怖かったので、日曜日の昼間の回に行きました。

入口で、ワクチン接種記録カードとIDを見せました。忘れると絶対に入れてもらえません。

室内楽なので、いくつかあるホールの中の小ホールで、それでも500人くらい入るんですけど、チケットはほぼ完売状態でした。心なしかご高齢の方が多いように見えました。老人には特に、夜より昼の方がいいですもんね。

 

意を決して行ったコンサートでしたが、もう涙出るくらい良かったです。

生演奏の力!めっちゃすごい!

ホールによって良い席って違うと思うのですが、私は断然前の方の席が好きです。演奏者の顔が見えますし、息を合わせる時の呼吸が聞こえたり、目くばせしたりしているのもよく見えるからです。せっかく生で見に行くのに、響きがいいからとかいう理由で後ろの方の席に座るのはもったいない気がしてしまいます。

おかげさまで、演奏者の汗が見えるくらいの近距離で、プレッシャーかけるくらいの勢いで前のめりで聴くことができました(笑)

 

メイン曲(コンサートの最後の曲)が終わった瞬間、割れんばかりの拍手で、それこそ周り中からザザッと立ち上がる音が本当に聞こえてきて、スタンディングオベーションでした。

こういう一体感も本当にいいですよね。

日本だとスタンディングオベーションってなかなか見られませんが、アメリカは立たないと失礼くらいの勢いで、ほとんど立ちます。こういうところも最高でした。


www.youtube.com

※参考までに。ドボルザークのピアノ五重奏

メインで演奏されたドボルザークのピアノ五重奏曲は、クラシック界隈ではとても有名な曲で、もし知らない方がいたとしてもメロディックで聴きやすいというところも良かったです。

日本人が聞くと、「あれ?これはお囃子ですか?」みたいなリズムも出てきて、懐かしい感じなんです。

 

蛇足になっちゃいますが、この間書いたメールボックスが破壊された話、あの時に出かけようとしていたのがこのコンサートでした(笑)あやうく遅刻するかと思いました。

演奏聴いていたら心が浄化された気がしました。いろんな意味で、私にとっては必要な時間でした。

 

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