スタッフ不足で遅延やキャンセルがひどい、という話は聞いていました。
日本に到着する前、行きのフライトの話です。
今年の夏は、どうやら14日間の隔離も廃止されて、日本入国のハードルが下がるようだ、となって、春ごろチケットを取りました。直行便がものすごく高くて、エア・カナダのバンクーバー経由の乗継便にしました。一人当たり $500 くらい安かったんです。
帰りはバンクーバーで4時間ほど時間があったのですが、行きが90分くらいしかありませんでした。少しでも遅延すると、絶対に乗れない。
シアトル・タコマ国際空港は、もともと国内・国際線のセキュリティが同じというひどいバグがあって、導線が人であふれて3時間前についてもフライトに間に合わなかったという話も稀ではないくらいだったんですが、このたび、リモデルして使いやすくなったと聞いていました。
ワシントン州シアトルの玄関口、シアトル・タコマ国際空港に新しい国際線到着施設が完成してから、入国の基本的な流れが、大きく変わりました!
— シアトル日本語情報サイト🇺🇸「ジャングルシティ」 (@junglecity) July 25, 2022
荷物を受け取ってから入国審査に並ぶ。これだけです。
とってもきれいな国際線到着施設を楽しんでください✨#シアトルhttps://t.co/8BFjO7Qebu
しかも、(仕事ができる)オットが「Spot Saver 予約してあるぜ」(ファストパス的なもの)などとイキっており、長いラインもスキップできました。(ウザいけど)ありがとう!
おかげで搭乗口に着いたのは、搭乗開始の1時間近く前です。
ところがです。
搭乗開始時間になっても搭乗口が開く気配はなく、代わりにアナウンスが入りました。
「搭乗時刻となりましたが、飛行機が到着しておりません。搭乗開始時刻は○○分の見込みです」
バンクーバーで90分しかないのに!
案の定、変更した時刻になっても乗れる気配がありません。早く!
40分遅れくらいで、いよいよ搭乗が始まったんですが、乗ったらすぐに飛び立ってもらわないと困るくらいのタイミングです。乗継便に間に合うか間に合わないかギリギリのところだったのですが、席に着いてから何分待たされたと思いますか?
1時間です!
アナウンスによると、地上スタッフが足りず、滑走路に誘導ができないとかなんとか言っていました。しかも、エンジンを切っているので、機内はだんだん暑くなっていきます。「走り出したら涼しくなりますので」とまたアナウンスが入りました。
オットはこの時点で、バンクーバーで一泊することを覚悟していたそうです。
日本に到着したら、食材が届くようにネットスーパーで予約していたそうなんですが、それも全部キャンセルしていました。
その後なんとか飛び立ちましてバンクーバーに着きましたが、すでに乗継便の予定出発時刻は過ぎていました。
そこでさらにアナウンスが。
「バンクーバーから乗継便をご予定のお客さま、どの便も遅延しているため、乗継便もすべて遅延しております」
もうちょっと意味が分からない(けど助かった!)
そこから国際乗継便のルートを通って、次の便の搭乗口へ。
途中、スタッフが立って誘導してくれました。すでに搭乗開始していたので、ゲートに着いたらそのまま機内に案内されました。
私たち家族は真ん中の3人席を取っていました。
私と息子は一緒に機内に入って席に着いたのですが、オットがなかなか乗ってきません。息子は「ひょっとして、席が違うんじゃないの?」と訳の分からないことを言っていましたが、わざわざ一人だけ別の席に座るわけがありません。
私たちに遅れること30分ほどでオットが席に来たのですが、これはまた別のお話にします…これもひどい顛末でした…
オットが30分遅れて搭乗しても、それでも飛行機は飛びませんでした。
成田行きの便に乗り継ぐはずの飛行機が、ことごとく遅延していて、全部待ってから出発するようでした。
いったいどうなっているのかしら…帰りは乗り継ぎに4時間あるから余裕あるけど、心臓に悪い。
とにかく、どこもかしこもスタッフ不足で、この夏の空港はカオスだというのは間違いなかったです。
バンクーバーで一泊せずに、予定通りその日に成田に到着できて、私たちはまだラッキーでした。
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