今年で何度目になるでしょうか、アメリカでのサンクスギビング。もう数えるのも面倒くさい。
最初の3年くらいはあちこちお呼ばれしたりイベントに顔を出したり、などなどしていたのですが、近くに親せきがいるわけでもなく、それほどターキーに興味があるわけでもなく、ましてやそもそも料理の神様から見放されたワタクシでございますので、特別なことはとっととやらなくなってしまいました。
一緒に遊んでくれる知り合いでもいたらまた違っていたのかもしれませんが、気づくと誰とも特別に仲良くなることもないまま過ぎてしまいました(そこのかわいそうな目で見ているあなた、私たちは楽しくやっていますのでご心配なく!)。
そんな折、シアトル界隈の日本人なら知らない人はいないだろう、コミュニティ誌「ソイソース」で、こんな広告を見つけてしまいました。
敗戦直後の日本を出て 新1世の先駆けに テラオ清子さん by Soy Source - Issuu
※特集のテラオ清子さんの話もすごく面白かったです。
寿司!そうか!寿司か!
I LOVE SUSHI という日本料理屋さんは、一時期経営危ないんじゃないかと言われていたんですが、持ち直して今はいつも席が埋まっています。
こういう広告を見てしまうと、口がすっかり寿司になってしまいますね。
もうずいぶん長いこと日本に帰っていませんが(と言っても2年)、たいていのことは日本に帰らなくてもなんとでもなります。アメリカの方が便利なこともたくさんあります。どうしても日本じゃないとダメなことって全然ないです。細かいことを言えばキリがないですが、まあどうにかなるものです。欲を言えば人間ドック行きたいですけど…(この間、健康診断行ったら、日本人のドクターだったんですけど、「心配だったら、日本で人間ドック受けた方がいいですね」と言われました。ドクターに。アメリカ人とかかりやすい病気が違うから、検査費用も日本人の体質に合わせると保険がきかないって言われました。いやーん。)
でも、食事だけはダメですね、やっぱり。
以前話したアメリカ在住50年のおばさんも、日本人とつるんでよく日本食レストラン行っていましたし、その娘(私の従姉)なんて生まれも育ちもアメリカですけど、作るものは米中心の和食に近いものです。だんなさんなんて日系4世ですけど、メインは和食です。さらにその息子もおにぎり大好きで、ピザはあまり好きじゃないと言っていました。系譜で見ると、この食文化の力強さに圧倒されます。
何かで聞きましたが、言語や行動様式はその土地の文化に染まりやすいものですが、食事はなかなか変えられないんだそうです。アイデンティティと深くかかわっているからでしょうか。いや、「食べることは生きること」ですから、命の源だと思えば当然なのかもしれないですね。
と言ったところで、ふだんは日本語でも全然意思の疎通がうまくいかないオットから
「今夜はくら寿司どう?」
と提案されました。
なんと!!
サンクスギビングだというのにお店が開いているんだそうです。
働いてくれてありがとう!こんなご時世に!!
感謝~~
※ 長いこと COMING SOON だったくら寿司も最近開店しました。大盛況です。
さて、我々はこの後本当に「くら寿司」で食べることができたのか。
(たいして面白くもない展開ではありますが)明日に続きます!
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