しばらくお休みしていましたが、旅行に行っていました。
息子のお友達家族が、よかったら一緒にどうですか、と誘ってくださったので、いそいそと同伴させていただきました。子供も大きくなってくると、友達がいた方が何かと都合がいいことが多いのです。
旅行とは直接関係ありませんが、子育てや人間関係において、自分を振り返るのに、この旅行が果たした役割がとても多かったことに驚きましたので、ちょっと書き留めておこうと思います。
人の振り見て我が振り直せ
まさにこれです!
お子さんを叱るとき、他の家庭ではどうしているのか、気になるところです。旅行中はずっと他人行儀でいられるのも限界がありますので、どうしても素の自分が出てしまいます。今回は4泊5日という長丁場でしたので、この「素の𠮟り方」を何度か拝見させていただきました。
「何度言ったらわかるの」「今はその時じゃないでしょう」「さっさと動きなさい」等々、私もよく言うフレーズが出てきました。これらはどのご家庭でも大なり小なりあると思います。
こういう声かけ、ほとんど子供には響かないんですよね。息子のお友だちが叱られているのを見て、改めて気づきました。
どんな声掛けがいいのだろう?
例えばトレイルに出て、暑くて水筒のお水をがぶがぶ飲んでしまい、途中でおなかが痛くなって、何とかギリギリトイレに間に合ったとします。そんな子供に対して、どんな声掛けをしますか?
「冷たいお水をがぶがぶ飲んだらおなかが緩くなっちゃうに決まってるでしょ?外で歩くときはちょっとずつ水を飲まないとダメだよ」
言ってしまいがちですよね。
おなかが緩くなって苦しい思いをした本人に、「おなかが冷えちゃったんだね、がんばったね、間に合ってよかったね」といった労いの言葉が最初にあったら、子供は救われると思うんですね。その後、「今度から、水はちょっとずつ飲むようにしようね」と言うこともできたと思います。
ただこれ、とっさにできるかっていうと、ふだんから意識していないと難しいだろうなーと思いました。
反省すべきは誰・どこなのか
過ぎてしまったことを、結果を見て、後から言うことは誰にでもできます。反省すべきは、おなかが緩くなってしまった子供本人ではなく、事前に注意できなかった大人の方にあります。
このことは自分にもよく当てはまっていて、おそらくいろんな場面で「考えの足りないお前が悪い」と息子に言っていたような気がします。自分じゃない誰かが言うのを聞いて、ハッと思い当たったのでした。
疲れも出てくる後半こそ踏ん張り時で、そういう時こそ、何とか「その場をいかに楽しい雰囲気に持っていくか」ということに、意識的にフォーカスしないと楽しい旅行が台無しになる可能性が出てくる、ということを身をもって実感したのでした。
こんなことを書いてしまうと、友達家族がひどい人間のように聞こえるかもしれませんが、もちろんそんなことは全くありません!とても常識的で私なんかよりはるかにいろんな意味で素晴らしい人たちであることは間違いありません。
この旅行中、自分がいかにずぼらで全然気が利かないのか、イタイほど身に沁みました…世の中には、こんなに全方面で才能をお持ちの方がいるのかと、神々しいものをみるような目で見ておりました。私に果たしてここまでの働きができるだろうか…いや、100回転生しても叶わないだろうな…
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