エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

ひとりぼっちの週末

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小さくて大きな幸せ

週末はひとりぼっちで過ごしました。

かわいそうな中年女性の匂いしかしませんが、そんな寂しい話ではないですよ!

 

週末、オットと息子の二人だけでスキー旅行に行ってしまいました。もちろん、当初は全員で行こうと言っていました。3人で泊まるつもりでホテルも予約していました。

 

ただ、私がケガをすると家が回らなくなることが明白なので、 スキーはしません、と決めてしまいました。シアトルに来た当初はやる気満々だったんですが(冬はスキーくらいしか楽しみがない)、友達に「スキーはケガが怖いからね」という話を聞いて、「!!」と気づいてやめました。そうなんだよなぁ。学生時代と違って筋力も落ちているので、スキーがめちゃめちゃうまいんだったらまだしも、ボーゲンでヨロヨロしか滑れない私が踏ん張れなくなるのは目に見えているし、そうなった時にケガしやすい。

 

それで、オットが困ってしまって、すごく言いづらそうに

「あのさ、帰る日もスキーしたいんだけど、ホテルはチェックアウトしちゃうし、待てる場所がないんだよ。スキーやらない?」

などともぞもぞ言い出しました。えー、じゃあどこで待ってようかなー、なんて話していたんですが、途中で彼の意図に気づきました。

「家で待っているとかどう?」

 

そんなわけで、週末を一人きりで過ごすことになりました。

一人で家にいるっていつ以来だろう?オットがひとりで遊びに行ってしまうことはよくあるし(イベントがあるとか言って一泊でどこか行ったりする)、息子もスリープオーバーでいないことはちょくちょくありました。

で、私は?

オットみたいにどうしても参加したいイベントがあるとか言って泊りがけで出かけることはないし、この年なのでスリープオーバーなんて楽しそうなこともありませんでした(仲のいい友達同士で温泉旅行とかはしてみたいけど)。

日本に帰るときは家族三人でか、息子と二人で帰るので、ひとりだけで帰国したこともありません。

 

気づいてしまいました。

私は子供が生まれて以来、ひとりきりで夜を越したことがない

ということに。

 

自分の好きな音楽をスピーカーでかけても誰にも文句言われない!(いつもはヘッドフォンで)

朝も好きなだけ寝ていられる!起きてもすぐに朝ご飯の支度しなくていい!

ずっとテレビで映画見ていても誰にも邪魔されない!

部屋は汚れないし、自分の片づけたものが片付けた場所で見つかる!

 

ひとりすごい!

 

心底びっくりしました。

私は18歳で実家を出て、それからずっと一人暮らしで、さらに結婚したのも遅かったので相当長いことひとりで夜を過ごしていたはずなのに。

 

でも、やっぱり夜はものすごく静かで怖かったです。

それから、空間だけじゃなくて時間も自由に使えるので、どう使ったらいいのかしばらく途方にくれました。結局、誰にも気を遣わずに掃除ができる、と考えた時に笑ってしまいました。

 

こんなことでは、(たぶん)長い長い老後を持て余しちゃうだろうな、と思いました。自分自身が幸せになれる道を見つけたいなー、とひとりきりの夜を過ごしたのでした。

 

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