エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

ロクシタンのハンドクリーム

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苦しゅうない

コロナ禍となって、手洗いする機会が増え、お店に入るたびにハンドサニタイザー、と手肌には刺激の強い昨今です。

 

だいぶ前に、手を洗った後はよく水けを取ると肌が荒れにくいよ、という話を書きました。

ずっと実践し続けて、本当に例年よりずっと手荒れしなくなりました。ちょっとのことなのに、効果がすごいです。

 

それでもやっぱりカサカサが気になりだしました。

ふだんは、お安いワセリンのハンドクリームを使っています。しょっちゅう限定商品とか新製品とか出していますが、どれでもすごく保湿してくれます。だいたい寝る前に一度つけるくらいでじゅうぶんです。コスパがすごいですね。

 

でも、たまに気分を上げたいときは、ロクシタンのハンドクリームを使います。

ワセリンに比べると、さらっとしているので、本気で保湿したいときは物足りないと思います。でも、それ以上に香りが上品で一瞬セレブになったかのような気分。アロマを大事にしているだけあって、やはりこの辺は効果絶大です。

今計算してみたんですが、1 ounce あたりで計算すると、お値段がワセリンの約5倍です。ははは。笑うしかないですね。

 

ロクシタンのハンドクリームは、帰国される方に差し上げたりしていました。

自分ではなかなか手が出ないですが、贈り物としては帰国の荷物にもなりませんし、消耗品なので捨てられなくて困ることもないですし、なにより品が良くて私は好きなのです。

日本でも買えるし、アメリカの方がずっとお安いということもないんですけど…

 

お友達に差し上げるときに、自分用にもひとつ買ったものがまだ残っています。ちびちび使っているのですが、さっきちょっと塗ってみたら、やっぱりピンクのいい香りがして、たちまちほわ~ん、となりました。香りって大事ですよね。アロマの効果は侮れないと思っています。

 

日本からこちらに来る方も全くと言っていいほどいなくなってしまいました。駐在の方々もあらかたお帰りになってしまって、ロクシタンのハンドクリームを買う機会もめっきり減りました。それでも、このハンドクリームを使うたびに、今までご帰国された方々の顔を思い出します。

離れてみて改めて気づくのですが、あんなにしょっちゅうお会いしていてすごく仲良くなったと思ったのに、あっという間に自分の時間軸にとらわれて、めったに思い出さなくなってしまうんですよね。寂しいですが、こればかりは仕方がありません。私も含めて、みなさん自分の生活が大事ですし、遠く離れた他人とは、わざわざ連絡してまで話すことなんてほとんどないのです。
でもそれでいいと思います。連絡するときって、震災だったり天災だったり、何か起こった時がほとんどです。連絡するほどの災難がないのは幸せです。

 

ロクシタンのハンドクリームの香りをかぐたび、なつかしい顔を思い出します。思い出せることが幸せだなと思ったりします。