エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

Prime Video と Netflix な週末

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テレビの前にトランポリンがあるのです

週末は、映画とアニメを見て過ごしました。結局!

(ピアノも毎日ちょこっとずつ練習しています。)

今回見た二つはなかなかヘビーな内容で、今もって現実世界が信じられないほどの衝撃を受けています。

 

ではひとつめ。

1917 命をかけた伝令

私はアマゾンプライム会員でございます。もう、こういう動画コンテンツにお金かけすぎだっていう自覚はあります。でも、ドラマもアニメも好きすぎてないと死んでしまう体質なので、これはライフラインの一つなんだと言い切ります!言い切ってしまえ!

余談ですが、ご存じのように日本のアマゾンですので、日本のコンテンツを見るために呪文が必要でして、そこにも身銭を切っております…

 

さて、この1917は、第一次世界大戦下のイギリス軍のお話です。

若い軍人さんが命懸けで前線にいる軍に伝令を届けに行くお話です。無線が壊れて将軍の命令が届かなくなったためです。悲惨すぎる現場で、それでも命令を遂行すべく、危険な中を駆け抜けていく姿に、本当に胸がつぶれる思いで最後まで見ました。
第一次世界大戦は、世界で初めての近代戦争で、これほど大規模な戦争は人類にとって初めてのことであり、当時はこれほど悲惨なことになるとはだれも予想していなかったそうです。

 

たくさんの青春が奪われ、たくさんの愛しい人が亡くなりました。現実には、この映画以上に悲惨だったと思います。これでもマイルドに仕上がっているんじゃないかなぁ。途中で赤ちゃんが出てくるんですが、あの子が生き延びるのは厳しいだろうなと辛かったです。

 

というところで飛び込んできたこのニュース、ショックでした。

 

続きまして、ふたつめ。

日本沈没

原作はあの超名作、小松左京の「日本沈没」です。

日本沈没(上) (角川文庫)

日本沈没(上) (角川文庫)

  • 作者:小松 左京
  • 発売日: 2020/04/24
  • メディア: 文庫
 

小松左京は天才だと私は思いました。1973年初版です。もう半世紀くらい前の作品になりますが、もちろん、ところどころ古いとはいえ、この発想とち密さ、すごいです。

今回私が見たのは、このアイデアをもとに現代風にアレンジしてさらにストーリーもかなり変えたアニメです。

最後は希望で終わるのが素晴らしかった。みんな傷ついたけど、最後は希望で終わっていて、素直に感動しました。生き残った人々も、たくさんの尊い命がつないでくれた命だということが、強烈に残りました。

 

常々考えていたんですが、日本は地震が多いし、気象もハードだし、私が生きている間にも、どこか削り取られて領土が変わってしまうことは起こりうるんじゃないかと心配しています。

他国と大陸で接していない分、外敵から守られてきた日本ですが、今度は地球の活動が日本を脅かしているっていうのは、なかなか皮肉です。

 

「1917」もそうでしたが、「日本沈没」も、がれきと死体の描写が続き、なかなかきつかったです。なんでこの二つを続けて見てしまったんだろう…