エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

インド映画 The Lunchbox

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開ける楽しみのあるお弁当いいですよね

サンクスギビングは、くら寿司に行った以外はほとんどダラダラと過ごすだけで終わりました。案の定。オンラインショッピングもちらっとしましたが。

 

インド映画は、昔ものすごく大ヒットした「ムトゥ 踊るマハラジャ」以来じゃないでしょうか。この休み中に、「The Lunchbox」(邦題: めぐり逢わせのお弁当)というインド映画を観ました(オンデマンドで)。

www.imdb.com

 

最初からもうワクワクが止まらず、最後まで最高でした。

インド映画って派手なイメージしかなかったんですけど(すみません)、この映画は終始静かでほとんどBGMもなく、ただただ初老のやもめ男性と若い人妻が手紙のやり取りをするという話です。

手紙ですよ、手紙!

着眼点が最高ですよね。

 

この若いお母さんが娘の学校の支度をするところから始まって、娘を送り出した後、お弁当作りをします。それがとにかくすごくおいしそうなんです。いろんなスパイスを組み合わせたカレーと副菜、そしてナン。ナンはお弁当箱に入れる前に、ちょっと火であぶっていました。風船みたいにぷくーっとふくれて、これもまたすごくおいしそう。

お弁当箱も丸いシンプルなアルミ缶が5段くらい重なる背の高いお弁当箱です。

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テーブルの上に載っている銀の丸いのがお弁当箱。

 

こちらがある日の中身。

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Sorce: VAGABOMB

 

お弁当配達サービスというのがインドにはあるらしいのです。

奥さんがだんなさんに作ったお弁当が、誤配されて見ず知らずの知らないおじさんのところに届いてしまいます。どうやら自分の夫が自分の作ったお弁当を食べていないらしいことに気づいた奥さんが、お弁当箱に手紙を入れます。最初は「全部食べてくれてありがとう」というお礼です。

最初は「今日のお弁当は塩辛かった」とかいう無礼な返事を書いていたおじさんですが、だんだんお互いの悩みや思っていることなども手紙につづるようになります。顔も知らない会ったこともない他人だからこそ、誰にも言えなかったこと胸に秘めていたことを打ち明けられることもあります。

 

インドのふつうの市井の人たちの暮らしや文化が垣間見られて、それも含めて本当に素晴らしい映画でした。

 

ストーリーとは全然関係ないのですが、不思議だったのがしゃべっている言葉です。

インドって不思議だなーと思っていましたが、ふだんから英語とローカル語のちゃんぽんなんですね。手紙は英語でした。英語でしゃべっていると思ったら、ローカル語(ヒンズー語?)にいきなり切り替わっていたり。同じ相手としゃべっていても、途中で変わったりするんですよね。どういうことなんだろう…?

 

昨年のサンクスギビングは何をしていたかなーと思ってブログを遡ったら、昨年は韓国ドラマを見ていました(笑)

seattle-jp.hatenablog.com

やっていることがほとんど変わっていなくて本当に驚きですね!

この間、英会話のレッスンで「人間の本質は変わると思いますか?」という謎の質問されたんですけど「いやいや、私は変わるとは思いません」ときっぱり答えました。変える気もないですしね!

 

そうか、でもこのドラマを見たのも1年前なんですね。ついこの間みたいな気がする…

 

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