しばらく5年前の話が続いていて、まだまだ続きそうなのですが（いろいろありました）、せっかくサンクスギビングの連休だったので、その時の話を。
サンクスギビングといっても我が家は取り立てて何かしたわけではありません。
ダウンタウンのお店が開いているらしい、と聞きつけて買い物に行きましたが、どのお店も入り口を一つに絞って、それ以外にはテープを貼っていたり、厳しいところは体温を計られたりしました。お店もこれだと全然営業にならないです。
行く前のワクワク感が、帰るころにはすっかり寂しくなってしまいました。
さて、リアルな世界はそんな風に外気温だけじゃなくて心も寒々としてしまったのですが、ドラマの世界にはずいぶん癒されました…心がホカホカです。
Youtube を見ていたら、やたらと「愛の不時着」とか「梨泰院クラス」とか、韓流ドラマを絶賛するのが目につきました。どっちもNetflixじゃないと見られないらしいのですが、韓流は相変わらず熱いですね！
そんなニュースを見ていたら、私も韓流ドラマが観たくなって、人気の動画を調べてみたところ、「私のおじさん」というドラマの評価がびっくりするくらい高くて、それなら、と見始めました。
残念ながら、Vikiには日本語字幕ありませんでした。英語字幕で良ければ、全話無料で見られます。
もうこれ、最高でした。最高オブ最高です。
全体的にくたびれたおじさんばかり出てくるんですが、全員の演技が素晴らしすぎました。愛すべき人々の話です。生きているって素晴らしい、生きるのが辛くても何とか生きていこう、と背中を押してくれるようなドラマでした（私は別にそんなにつらいわけじゃないんですが）。
いろんなレビューで書かれていましたが、最初の数回は「ん？これ本当におもしろいのかな？」とかなりのソロースタートです。人間関係がよくわからないし、何しろ暗い。いつになったら展開するんだろう、というくらい、ただただ登場人物の描写が続いていきます。
でも、これが大事だったんですね。
全員が落ちぶれているところから始まり、全員がどんどん救われていくのです。
もちろん、韓流にありがちな、つじつまが合わないとかご都合主義みたいなエピソードがないわけじゃないのですが、それらを凌駕する全員の至極の演技と言葉のパワーに、ただただ涙が止まりませんでした。
私のサンクスギビング休暇は、「私のおじさん」に始まって、「私のおじさん」に終わりました。おかげで何もしていません(笑)
