隣の芝生は青い
昨日、息子が友達とスキーに行ったと書きました。
いつもお父さんと二人で滑っているので(私はケガするのが怖いので滑りません)、友達と一緒に滑れたのがものすごく楽しかったようです。室内で遊ぶのは、やはりためらいがあるのですが、スキーなら安心です。
帰ってきてから先方のお母さんに「すごく楽しかったみたいです。一緒に行ってくれてありがとう」とLINEしたところ、
うちの子もすごく楽しかったってずっとしゃべってる。息子くんのお父さんがスキーはうまいしすごく面白い人だって喜んでる。
と返事が返ってきてたまげました。
そんなに愉快な人だったっけ??
息子に聞いたところ、どうやら「俺はおならなんてしたことない」という、うちでは鉄板ネタを披露したみたいでした。
年を取ってきておしりの筋肉が弱まっているのか、腸の動きが活発なのか、家では信じられないくらいオットはおならをします。そのたびに私と息子は「くせぇ~」と言って秒で半径2m以上離れるのですが、そのたびにオットは
おれじゃねぇ、おれはおならなんてしたことねぇ
と言って息子のせいにする、というところまでが通常の流れです(あぁ、頭が痛くなってきた)。
ずっと中学生ですよ。全然会話が成長していない。
そんなうちではまったく面白くもなんともない迷惑行為が、お友だちのツボにそうとう入ったらしく、ものすごく笑っていたそうです。
「家では本当に臭くてめっちゃ迷惑していてウザいだけなのにね」
と息子に言ったら、また真顔で返されました。
お母さん、おれたちはさ、お父さんの裏の顔も知ってるわけ。頭ぼさぼさで出てきて、おなら臭くて、ウソばっかついて全部おれのせいにするとか、本当にウザいじゃん。でもさ、表の顔しか知らないケンケン(友達の名前、仮名)にはウケるんだよ。
ケンケンのお父さんもさ、おれからしたら、シュッとしていてかっこいいなって思うんだよ。でもさ、それはおれが裏の顔を知らないからなんだよ。人のことは良く見えるんだよ。
こんなわけで、私は二日続けて、息子に諭されました。
オットも私もほとんどまったく成長がみられませんが、息子には著しい成長がみられます。まだまだできないことがたくさんあるし、手もかかるし、言い訳ばっかりしてむきーっとなることがたくさんありますが、こっちが「まだまだ子供、手ぬるい」などと油断している間に、あっという間にやり込められる日が来そうです。もちろん、そうでなくては困るんですが、こちらも子供の変化を素直に受け入れ、柔軟に対応する力を養わなくてはいけませんね。
子供に私たちの成長を促されています。いいことだ。