エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

小6の算数にワクワクする

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図形問題はワクワクしますね!

私は文系なのですが、フィールドワークが多かったので、質問紙配って集計して、みたいなこともやっていました。理系とは口が裂けても言えませんが、文系にしてはわりと数字には強い方です。

 

小学校の算数が、なかなか面白くなってきました。

現地校は小数点のある数字の掛け算と割り算を延々とやっていてさっぱり面白くないのですが、補習校は骨のある問題が増えてきて、やる気が出てきました。私の。

 

今、ちょうど拡大・縮小から円周と円の面積に入ったところです。

私が小学生の時は苦手でしたが、今見ると、力が抜けているせいかクイズを解く感覚でワクワクします。小6の算数が私のレベルにちょうどいい(笑)

 

図形は、得意・不得意が如実に出てしまう単元です。

ここでつまづくと、苦手意識がついてしまって、戦う前に負けてしまいます。中学受験するのであれば、それ専用の特別な訓練が必要ですが、そうでなければ補習校の教科書ワークやちびむすドリルの問題が解ければじゅうぶんなので、苦手と思わず取り組んでもらいたい。息子には。

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よく、今やっている勉強が将来何の役に立つのか、みたいな話がありますよね。
だいぶ前ですが、どこかの自治体の首長が「女に三角関数は必要ない」みたいな発言して炎上していましたが、それこそ頭大丈夫かな、と思います。

 

その学習内容が役に立つかどうかは本人が決めることであって、他人がどうこう言う問題じゃないんですよね。そもそも本人が楽しいと感じれば、将来役に立つかどうかなんてどうでもよくて、それだけでも学習することに価値があります。
将来役に立つかどうか考えて学問やっていたら、ほとんどの学問なんて役に立たない。

 

この円の面積も「将来使わないし!」とか言わずに、他の図形問題もそうですが、息子には楽しく取り組んでくれるといいなーと思います。
個人的な感想ですが、図形の問題って頭の中で3Dにして考えたり、補助線を入れてみたり、ちょっと図形をずらしてみたり…とふだん使わない脳みそを使うような気がするんです。たくさん取り組んでいくうちに、ある時カチッとクリックして、脳内に新しい道ができるようなイメージがあります。

今の頭の柔らかいうちにそういう回路をいっぱい作っていくと、直接的ではないにしても、間接的に、困った時の「ひらめき」みたいなものにつながっていくんじゃないかと思います。

 

役に立つか立たないかなんてナンセンスなこと言っていないで、たくさんの知識を吸収すればしたぶんだけ引き出しが増える、選択肢を増やしていくことは、自分の人生を豊かにしてくれる、くらいのふわっとした感じでいいんじゃないかなと思います。