2週間くらい前にお会いした日本人の知り合いが
日本に帰ろうと思って航空券調べていたらオミクロン株が出ちゃって
とがっかりされていました。
ちょうど、日本での管理責任者的な企業や事業主がいれば、そして審査が通れば、3日間の隔離のみで14日間の待機免除、みたいな話が出た直後でした。3日間の待機だけなら、仕事も10日くらい休むだけで何とかなります。
でも、このオミクロン株が出たことで、待機免除はなくなってしまいました。
なんでも、お母様の具合が突然悪くなって、それを介護するお父様も介護疲れで体調を崩して、という状況だそうです。お兄様もいらっしゃるそうなのですが、さすがに丸投げし続けるのは心苦しいですし、今後のことも考えて、相談する必要もあります。
めちゃめちゃわかる。状況はちょっと違うけど、私も日本に帰って、実家の状況を確認したいんです。そうじゃないと、対処するにしてもわからない。
以前、こんな話を書きました。
※ ちなみに、いまだにあれこれ揉めていて、この時よりもっとこじれています。
つい先日、また同じ方にお会いして、その後どうなったのかと思ったら、
日本に帰りたいという話をしたら、母に
「あんたが帰ってきたら私は死ぬ」
って言われちゃいました
とおっしゃいます。
とにかく、アメリカ帰りの人間が14日間の隔離期間を高齢者と一緒にいようなんて冗談じゃない、ということだそうです。
どこまで本気かわかりませんが、実母にそんなことを言われるなんて、辛すぎます。
他の親戚にも、ものすごく反対されたそうです。
もちろん、気を使ってくれている可能性もあります。
翻って、もし私がアメリカに来ないでずっと日本にいたら、海外から入国してくる人たちに対して、どういう感情を持ったんだろう、と想像します。
もしかしたら、同じように
と悪感情を抱いたかもしれません。
こういう負の感情を生み出すのは、いろいろと理由はあると思うんですが、根底のところには「未知のものへの恐怖」があると思います。
新型コロナも付き合い始めてもう2年もたちますが(ちょうど2019年の年末に出ましたね…)、これだけ付き合ってもまだ不明なところが多いです。付き合い方すらまだよくわからない状態です。
世界中を巻き込んで、ずいぶんと生活も制限されて、さらによくわからないとなれば、こういった悪感情が出るのもやむを得ないのかもしれない、とも思います。
再三ご紹介している、大好きなコテンラジオに「第一次世界大戦」シリーズがあります。
興味深いのは、滅ぶ前の国や組織って、だいたい内部分裂を起こすんです。
気持ちはわかるんですよね。心に余裕がないので、反対意見に耳をかけるとか難しいんです。みんな滅ばないようにがんばろうと思っているのに。目指すゴールは同じなのに妨害しあって、結局誰もゴールにたどり着けない。
もちろん、ウイルスを前に人類が滅ぶことはないと思うんですが、いつか「こんなことでいがみあってバカみたいだったなぁ」と語れるようになるといいなぁ、と思います。
ランキングに参加しています♪
ポチッとお願いします↓