エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

渡米直後の自分を省みる

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渡米直後は辛かったです

こんなツイートが流れてきました。

(このツイートの下に、翻訳がぶら下がっています。)

ボランティアでこんな風に翻訳出してくださって、本当にありがとうございます。

とても考えさせられる内容でした。

 

  1. いわゆる進歩的政策への絶対的忠誠
  2. シングル・マザーの激増
  3. 都市におけるテロリズム
  4. 多様性の欠如
  5. 被害者意識

 

これは黒人問題についての解説ですが、それ自体ももちろんたくさんの気づきがありましたが、意外なことに、自分にも当てはまると思えるところがたくさんありました。

 

とくに「被害者意識」。

渡米したての頃は、「なぜ自分ばかりこんな目に」と思って生きていました。

クレジットカードも銀行口座も運転免許もない、免許どころか運転もできない状態の時、差別ではないですが、こんな状況に追い込まれたことに対する「被害者意識」のようなものはあったと思います。

 

ここでの解説の通り、いったん「被害者意識」に陥ると、思考が停止します。
こんなに抑圧されているのだから、自分はここから抜け出せるわけない、アメリカに連れてきたオットが何とかしてくれないと困る、と他力本願になります。

 

さらに悪いことに、こういう思考でいると、他のご家庭でだんなさんが家族のために粉骨砕身しているとか、逆に帯同してきた奥さまが英語ペラペラで自立している、とかいうことが耐えがたくなります。

これが「多様性の欠如」につながっていくのではないかと思います。怖いですね…

 

もちろん、構造的な問題もあると思います。個人の力ではどうにもならないこともたくさんあります。
でも、 すべて他力本願になってしまうと、考えることを放棄して、ただただ人をうらやんだり言い訳したりするだけの人生になってしまいます。

 

ここから抜け出すには、やはり自分自身が知識なり技術なりを身に付けて、戦える体力を養っていくしかないのかもしれません。

私はどこが転換期だったかな、と思うと、銀行口座を開いてクレジットカードを持ったこと、そして運転免許を取って車を運転できるようになったこと、これが大きかったです。

お金と足です。

これらが私の自立を助けてくれました。それとともに心が解放されていきました。