現地校の宿題で、メールを書く、というのが出ました。
ただメールを書くのではなく、正しい書き方で書く、というものです。
1行目に挨拶と相手の名前、本文、そして結びの言葉と自分の名前を入れる、というごくごくノーマルな形式です。
息子は学校からアカウントを付与されていて、そのアカウントでメールを出すことができるのですが、学生は学区内の同じドメイン同士でしか やり取りができないようになっています。つまり、外部の人とのメールのやり取りはできません。
メールの相手は同じ教育学区内の友達か教職員、ということになります。
それはそうとして、だとしても、いきなりもらった方はビビりますよね。
宿題を出した担当の先生をCCに入れることで宿題をやった証明になるわけですが、この制限されたネットワークの中で誰に出す?というところで、息子が
5年生の時の担任の先生に出す
と即答しました。
ものすごくいいチョイスだと思いました。
宿題の相手としては最高です。この辺の感性は素晴らしいと素直に思いました。
これなら相手は「おっと、これは宿題だな」とわかってくれますし、こういうことでもないと永遠に連絡なんて取りませんから、お世話になった先生へのご挨拶もできて、一石三鳥くらいあります。
メールの内容は、他愛もないもので、お元気ですか、先生と離れて寂しいです、元気にミドルで勉強しています、みたいな感じです。シンプルすぎて口出ししたくなるレベルです。
この宿題は、文章が上手かどうかは二の次で、形式通りに書かれているかどうかが一番のポイントなので、これで全く問題ないです。ないんですが、5年生の時の担任の先生は本当に素晴らしい先生で、私は一生忘れないくらいに感謝しているので、もうちょっと熱量多めで書いてほしかったです。先生に、私の思いだけでも届け~~
先生からのメールは、突然のお便り、かつ、やらされ感たっぷりの内容だったにもかかわらず、大変感動的な返信でした(読ませてもらった)。なかなかの長文で、あいかわらず美しい文面で「メールをもらってとてもうれしい、あなたの書いた文章や絵が私はとても好きでした、対面で会える日を楽しみにしています」と優しさにあふれていました。
ありがとう…先生…(涙)
学校の先生って、子供の成長期にわりと大きな影響を及ぼすと思います。いい先生に出会って人生が変わった、という方もたくさんいらっしゃいます。良い方にも悪い方にも。
息子が今回の宿題で、真っ先に5年生の時の担任の先生を思い出すほど、彼にとっても良い先生だったということがわかって、幸せなことだなぁとしみじみ思いました。
※補習校の現在の校長先生の話。先生も良い先生に巡り合って教職に就かれたそうです。好きな記事の一つです。