息子はいくつか習い事をしています。ありがたいことに、少人数なので対面でやっていただいています。
先日もいつものように息子を送っていって、そのまま出ようとしたところ、たまたますれ違った先生(息子の担当じゃない)が、久しぶりに息子を見たようで、私に話しかけてくれました。
「息子さん、小さくてかわいいですねー」
「ふだん、自分の子供ばっかり見ているから、小学生かわいい」
かわいい!!
聞くと、先生の息子さん(8年生)は、すでに5フィート9インチ(175cmくらい)あるとか。
しかも、この自粛生活で運動量が減った上に家に長くいるので、おやつの量も増えてしまって、縦にも伸びたけれど横にも相当伸びてしまった、と嘆いていらっしゃいました。
わかるー
でも、他人から見ると、うちの子はまだまだかわいい範疇に入るのか、と驚きとともに一つ生き方のヒントみたいなものをもらったかも、と思いました。
いつも見えている世界から一歩下がって、さらに斜めから見てみたら、全然違った世界が広がっているかもしれません。
最近は、facebook のようなSNSだけじゃなくて、OneDrive や Google photo のようなストレージサービスでも、「〇年前の今日」みたいな写真を見せようとしてきますよね?
あれをうっかり見てしまうと、特に7, 8年前の写真なんてものすごくかわいいわけです。息子が。ちっちゃくて本当にかわいい。手がかかっていたことなんてすっかり忘れているわけです。
(余談ですが、あんなにいろいろ辛かったのに、過ぎてみるとかわいい思い出しか残っていないなんて、人間の脳の忘却機能は素晴らしいです。)
今、息子のことを「なんだか大きくなっちゃって、ろくに親ともしゃべってくれないし…」などと日々嘆いているわけですが、ひょっとしたら、先生が教えてくださったように、数年後の自分が今の息子を見たら、やっぱり「かわいい」と思うかもしれません。
もしこの先、思春期の子育てに行き詰ったら、数年後の自分に相談するつもりで、少し遠目で息子を眺めてみようかな、と思います。