昨日、オンライン英会話を始めた話を書きました。
ついこの間、すごい人格者な先生に会いました。
いつもは20代~30代のフィリピン人の女性を選んでいるんですが(これくらいの年代との交流が一番少なくて興味あったので)、時差の関係で、時間によっては全然講師がいなくて困ることがあります。
しかたなく、と言っては失礼ですが、セルビア人の講師を選択してみました。
カウンセリングを受けたときに、フィリピン人と同様に、発音に比較的クセのないセルビア人はお勧めだと聞いていたからです。しかも、この講師は50代でした。私と世代が近い(笑)
第一印象は「めっちゃ先生」。
威厳があり、信念のようなものがにじみ出ていました。ちょっと失敗したかも、と思ったんですが、実は、やばいくらいの聞き上手でした。
それなのに、この通りひどい英語で。
今まで、何度も会話をあきらめられたりして、とても悲しいこともありました。
※「避けていた」わけじゃないけど、レッスンでは話すことの方が大事なので、真実はわりとどうでもいい。
ところで、Beckyというのは、本名?
あなたには、日本人としての素敵な名前があるのよ。日本に誇りを持ちなさい。
会話をあきらめられたことがあるって言っていたわね。そんなバカな人は無視しなさい。
あなたには、これまで生きてきた立派なアイデンティティがあるの。
確かに、あなたの英語は流ちょうじゃないし、間違っていることも多いけど、意味はわかります。じゅうぶんコミュニケーションは取れます。
いいですか?
アジア人だから英語ができないから、とあなたを見下すようなバカは相手にしないで。
自分に誇りを持ちなさい。まずは、あなたの「ゆうこ」という素敵な名前を使うところから始めましょう。
今日からBeckyという名前を変えましょう、Yuko-san
ここで、ガーン、と衝撃を受けまして、途中から涙が止まらなくなりました。
別に普段からベッキーという名前を使っているわけじゃないんですが、英語名の方が伝わりやすいと思う時はベッキーと名乗ってまいりました。まあ、たぶんこれからもベッキーは使っていくと思うんですが(何度も聞かれるのは面倒だし)、「バカにしている奴らがバカなんだよ」(意訳)と言ってくれて、なんだかすごく感激しました。
この講師のすごいところは、こんな深い話をしつつ、ところどころ私の言い間違いを正しながら会話に持って行ったところです。シンプルにものすごい聞き上手でした。こういう講師と毎日話をしていたら、ものすごく上達するだろうなーと思いました。
「聴く力」は技術ですね。
オンライン英会話で、中毒になるほど特定の講師にはまる人の気持ちがちょっとわかった気がしました。
●本日のおすすめ●
私の推しポッドキャスト、「コテンラジオ」で、聴く力について語っている番外編があります。「聞いてもらえる」ことがどれだけ大事か、というかなり興味深い話です。これは中編ですが、前編も後編も素晴らしく、とくに後編は何度聞いても泣かされる、神回のひとつだと思っています。仕事と家庭、女性とキャリア、について、私のもやもやのひとつが成仏した気がします。
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