エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

自分の推しとキング牧師 - MLK Jr. day -

f:id:brilliant-world:20220117174808j:plain

いつまでも聞いていられる

はてなで「推し」というお題でキャンペーンが開催されています。

blog.hatenablog.com

はてなスターのデザインが変わって(ちょっとびっくりした)、その宣伝の一環みたいですが、へー、と思っていたら、私がフォローしている にこた id:nicota さんが、このテーマでものすごい熱量の記事を書いていました。

nicota-in-us.hatenablog.com

 

これを読んでめちゃめちゃ感動しました。

私がこれほどの熱量で語れる何かがあるかなーと思った時、全然ないことに気づいて、それにも愕然としました。

私にも好きなものはいろいろありますが、これほど時間もお金もかけられるような、そして別に自分に直接のメリットがなくても、その推しがいかに素晴らしいかとこれほどの熱量で語れるものはほとんどありません。

 

今年もマーチン・ルーサー・キング Jr. デーが来ました。

ここまでの熱量はないですが、私の推しと言えばコテンラジオです。このコテンラジオが、Spotifyだけで配信しているエピソードの中に、キング牧師のものがあります。

これはもう、聞くたびに泣いちゃうんですけど、彼は本当に本当に偉人ですね。

 

学校で、今年も集会あったみたいなんですが、これがどこまで語られているのかとても興味深いです。おそらく、公民権運動と非暴力・不服従、"I have a dream" のスピーチくらいかもしれないですね(それだけでもじゅうぶん偉大ですが)。

 

人類の歴史って、結局戦いと暴力の歴史じゃないですか。

どこが覇権を取って、派閥作って、自分の権力を守るためにさらに権力闘争したり。なぜかって言うと、暴力が一番簡単な解決法だからですよね。周りから見てもとてもわかりやすいですし。

「非暴力・不服従」ってとても勇気のいることです。武力行使してくる相手に、武器を持たずに相対するんです。ふつうの精神力では無理ですよね。

結局、ガンジーもキング牧師も暗殺されてしまいます。

 

一方、私は思うんです。

彼らの家族はどういう気持ちだっただろう。

 

キング牧師は結婚もしてお子さんもいらっしゃいましたけど、ずーっと脅され続けて暴力も受けていつ殺されるかわからない、言ってしまえば、自分は天寿を全うすることはできないだろうな、という予感があったと思います。

人類にとって、彼の功績は言わずもがなですが、家族の負担も相当だったと思います。どんなに立派な人であったとしても、それが自分のだんなさんだったりお父さんだったりしたら、私は手放しで応援できるだろうかと思います。自分も学校でいじめられるかもしれないし。

 

キング牧師が何を原動力としてここまでがんばれたのか、それはよくわかりません。でも、彼を突き動かすような圧倒的な何かがあったんだろうなぁと思います。それは家族を巻き込んでも、それでもやり遂げるべきものだったのかもしれません。

 

最初の話に戻りますが、自分にその圧倒的な活動の源みたいなものがあるかと言われれば、全然ない。別に偉大になりたいわけじゃないですが、こんな風にダラダラと生きていると、なんだかやりきれなくなる時があります。

 

ランキングに参加しています♪
ポチッとお願いします↓

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ