エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

完全なるボーダー

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ガンディがいたら、どうしたかしら

2週間ぶり、久しぶりの更新です。

1週目は、毎日ものすごく眠くて、2週目は頭痛がひどくて、そうこうしているうちに面倒くさくなり…となってきたので、いかんいかん!と強制的にはてなブログ開きました。

3週前に、ちょっと急ぎの仕事が入って、ものすごく根詰めて仕事をしたのがおそらくたたったんだと思います。もう若くない。知っている。

 

この数週間の間に、北京オリンピックが終わり(そうそう、これもあって眠かった)、ロシアのウクライナ侵攻が現実のものとなりました。ニュースもたくさん見ましたし、解説動画も雨後の筍のごとくたくさん出てきて、それらのいくつかも見ました。中には先の大戦がはじまる前と状況が似ていると、大戦への懸念を表している人も少なからずいました。

 

それでも、戦争って結局、乱暴な言い方ではありますが、情報と国民ですよね。ひとりの独裁者がどんなに強権を発動しても、ひとりでは何も成し遂げられません。

 

先の一次大戦、二次大戦は、ちょうど近代技術が発達したことと資本主義が台頭してきたこと、それからマスメディアを使った情報統制、さらに国民意識の醸成などのいろんな条件が重なって、若い兵士がつぎつぎと戦場に送り込まれ、それでも国のためにと家族は送り出したわけです。でも、現代において、それは可能かというと、全然可能じゃない。まず、情報を規制するのは相当困難だと思われます。中国ではいろんなサイトにアクセスできないらしいですけど、それでも中国に有害と思われる情報を完全にシャットアウトすることはできていません。

 


www.youtube.com

しくじり先生の辺見マリさんの回、ご存じですか?

謎の宗教にハマって抜けられなくなって、お金を搾り取られた話でかなり怖いです。どうして騙されるの?って思うんですが、これを見ると、誰でもそうなる可能性があるんじゃないかって思えるんです。

 

洗脳する手口としては、まず、社会と断絶させることです。自分以外からの情報を一切遮断するのです。そうすることで、その人なしでは生きていけない状態を作るんだそうです。怖すぎます。

 

辺見マリさんがこの「洗脳」から抜け出したのは、この宗教家(?)がこれ以上お金を搾り取れないことから、彼女に芸能界復帰を持ち掛けたことでした。ここから彼女は社会との接点を再び取り戻し、洗脳から抜けることができたということでした。

 

社会から断絶すること。

 

100年ほど前だったら、それは可能だったと思います。

情報を遮断して、政府のやっていることは正しい、諸外国は悪である、とメディアを使って吹聴すればよかった。偽情報も流すことは可能で、国民を扇動することだってできたはずです。

でも、今は違います。世界各地でロシア人、ウクライナ人のみならず、さまざまなバックグラウンドを持つさまざまな人がデモに参加しています。そして、それが SNS で拡散されています。盲目的に軍隊に参加する若者はおらず、戦争を続けることは困難になると、私は思っています。

 

もうどこにも、完全なるボーダーはないんだと、私は信じています。

 

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