エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

グループ学習が嫌だ

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子どもも楽じゃない

うちはみんなイヤイヤ期です。

だれもヨシヨシしてくれませんので、ただただイヤイヤの垂れ流しです。私も猫になってだれかにヨシヨシしてもらいたいわ。

今回の「イヤイヤ」主人公は息子です。

 

私も「あー、明日仕事行くの嫌だー」などと贅沢なことを言っていたわけですが(ははは)、それに便乗するかのように、息子も「学校嫌だー行きたくないー」と毎日言っていました。

でもそれもいつものことだろう、くらいに最初は思っていたのですが、どうも様子が変です。それで本人に聞いてみますと

「いやだ、言いたくない」

の一点張りです。ますます怪しい。

 

子どもって親に心配かけたくない生き物なんじゃないかなーとよく思います。息子は小さい時から辛い話はあまりしてくれない子でした。そんなによくしゃべる子じゃないですし、そもそも説明が下手すぎてだいたい何を言っているのかわかりません。

今回も話たがらないところを何とか根気強く聞き続けたところ、とぎれとぎれに話しだしました。まとめてみると

  • 国語(=英語)の時間のグループ学習が嫌だ
  • 白人が苦手だ

ということでした。

学校は好きじゃないけど、この時間さえなければ別に楽しく通えるのに、と言います。

 

ミドルになってグループでのプロジェクトみたいな学習が増えました。

リーディングは第二言語ということもあって、まだ1~2学年くらい下のレベルです。息子が言うには、英語ネイティブであっても自分と同じようにレベルの低い生徒は、よくしゃべる生徒と組み合わされているんだそうです。先生は気を利かせたつもりかもしれないのですが、良くしゃべる生徒が必ずしも人の話をよく聞く生徒とは言えません。

4人でグループ学習をしているらしいのですが、おかげで結果的に息子以外の3人で話が盛り上がって、疎外感を強く感じているらしい。しかも、自分以外はローカルな白人。

 

想像に難くない!

 

息子は、「白人がどうしてもダメ」と言うんですが、学校内に白人は半分くらいいますし、大人だって同じ人種同士の方が何となく安心するので、たまたまこれまで一緒にやってきた白人の子との折り合いが合わなかっただけなんだと思います。

私だって、学生時代、派手で大声でしゃべる人たちと同じグループにさせられたときは針の筵にいるみたいな気がしたものです。日本人同士だったけど。

 

もしかすると、先生の目的を息子は勘違いしているだけかもしれません。でもどちらにしても、彼の心は固く閉じてしまいました。そしておそらく、先生からすると、積極的に参加していないということでマイナスなイメージを持たれてしまうんだろうなぁ、とモヤモヤしています。

 

あまり主語を大きくしたくないですが、人間社会において、声の大きい人の話の方が通りがちですよね。話が上手な子の方が評価が高かったりします。話を聞くのが上手な子の方がずっとすごいのになぁ、と思うんですが。

不朽の名作「モモ」。聞き上手の能力で盗まれた時間を取り戻していく話でした。

 

このまま「白人が苦手」となってしまったらもったいないなぁと思います。人間同士ってそんなに簡単にはわからないものですからね。

社会はこういう理不尽の積み重ねではありますが、思春期は傷つきやすい生き物ですから、息子が話をしやすい環境に配慮していかないといけないなと改めて思いました。

 

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