エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

胃カメラ&大腸カメラ in アメリカ - 施術編

意識も感覚もあるけど、痛覚だけがバカになっている?

胃カメラ&大腸カメラの話、最終回です!

(長くてすみません!)

いよいよ施術

クリニックに行って、受付を間違えたりといったトラブルはありましたが(手術用と診察用と入口が違っていました)、無事に受付を終了しました。

待合室で待っていたら、受付の人が来て「通訳付けます?」と聞かれました。

 

「可能ならお願いします」

「医療用語は特殊ですもんね。日本語ですよね?」

 

というわけで、電話通訳をつけていただけることになりました。施術するだけだし、別にいらないかな、とも思いましたが、結果的にはものすごく本当に助かりました。

 

ちなみにですが、私が渡米した当初は通訳は人がふつうに派遣されてきていました。事前に予約しないとダメでしたし。技術の進歩に救われます。

 

しばらくしてから、Registered Nurse (登録看護師、レジスタードナース、以降RN)が呼びに来てくれました。

彼女が最初から最後まで私の面倒を見てくれるようでした。

着替え&ヒアリング

イメージです from pixabay

カーテンで仕切られたセルみたいな部屋に通され、全裸になって手術着に着替えます。ベッドに横になり、ブランケットをかけて準備します。

別の看護師さんがバイタルチェック(血圧や酸素飽和度)、点滴の針を刺している間、担当のRNさんが通訳のセッティングをしてくれました。

まずは名前と生年月日を確認、それから妊娠の有無、食事は最後にいつ採ったか、水分は、自分の病歴、親族の病歴、その他アレルギーなどなど、細かく質問されました(通訳がいて、本当に助かりました)。

 

最後に、これは法律で決まっているので、悪く取らずに聞いてください、と前置きをして、

「何か有事の際に、言い残しておきたいことはありますか」

「事前に家族や近しい人向けに何か書き起こしているものはありますか」

と聞かれました。

 

…びっくりしました。私、何も残してきてません…

(すごくアメリカっぽい!)

いよいよ施術室へ

イメージです from pixabay

その後、施術するドクターが現れて、また様々な質問をされ(通訳ありがとう!)、最後にリスクなどについて説明を受け、誓約書にサインをしました。

 

この後、また別の看護師さんが現れて、これから施術室に移動しますねー、と言ってベッドの車輪をカチッとやって、ひとりで大きなベッドごと、私を施術室まで運んでくれました。ER感あって、「うわー」と思わず言ってしまいました。

 

施術室にはすでに大汗をかいているたぶん麻酔科医の方と、担当のRNさんが待機して笑顔で迎えてくれました。笑顔ですよ!

 

私の腕やらなにやらから出ているケーブルをモニターに接続すると、病院ドラマにあるような「ピーピー」音が鳴って、心拍数やら何やらが表示されました。ミーハーなので、謎のワクワク感が高まります。どうせ麻酔で寝ちゃうんだけど…

 

胃カメラ用のマウスピースを口にはめられ、そのうちうとうとしてきました。胃カメラは喉を通る時に一瞬吐きそうになることがある、と教えてもらっていたのですが、喉を通ったかどうかもよくわからないまま、まどろんでいました。

完全に寝てしまうわけではなくて、何となく何かをされている感覚はあるのですが、意識はほとんどない、不思議な感覚でした。

 

気付いたら、元の部屋に戻っていて、RNさんに名前を呼ばれて起こされました。

完全な麻酔ではなかった(?)ので(息子の親知らずの時もそんな感じでした)、呼びかけられるとすぐに覚醒しました。最近の麻酔(なのかな?)は、こういうタイプのものが主流になりつつあるのかもしれません。

肩を貸してください

イメージです from pixabay

今日はこれで終わり、着替えたらもう帰ってもいいですよ、と言われました。ただ、ひとりではまっすぐ歩けないので、着替えが済むとRNさんが来てくれて、受付まで肩を貸してくださいました。

待合室には夫が待機していて(後で聞いたら、出歩いたりせずにずっとそこにいたらしい)、何やら大きな茶封筒を持っていました。

 

私を夫に引き渡したところで、「生検の結果は1週間くらいでご自宅に届きます」と言われて終了しました。久しぶりに夫に肩を掴まれながらパーキングへ行きました。雰囲気的には酔っ払いを介抱しているみたいな感じで、ぜんぜんロマンチックじゃないです。

(家に着いてから、2時間くらい寝たら完全覚醒しました。)

 

正味2時間弱。11時には家にいたので、施術自体は1時間ちょっとくらいだったんじゃないかと思います。事前に 1.5~2時間くらい、と説明を受けていたのですが、もっと早く終わりました。すごい。

ドクターの所見

帰ってから夫が持っていた茶封筒の中身を確認したところ、私がサインした誓約書のコピーと、施術担当医師のサイン付き所見が数枚入っていました。私の胃と大腸のカラー写真付きです。

・・・妙に恥ずかしいのはなぜですか。

 

それから、ポリープをいくつか切除し、他にもいくつか組織を採取して、病理検査に回す、とありました。

定型文だとは思いますが、「患者は施術によく耐えがんばった」的なことも書かれていて、アメリカっぽい!(再び)と思いました。

 

もちろんですが、検査が終わっただけですので、現在は大きな病気が見つからないようにものすごく真剣に祈っています。

 

長々とありがとうございました。

 

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