新春スペシャル「逃げるは恥だが役に立つ」を観ました。
2016年の連ドラ時も欠かさず全部観ました。
ともすれば説教くさくなったりする話ですが、途中にたくさんのきゅんきゅんする場面があって、恋ダンスも流行ったこともあり、大人気ドラマとなりました。
本筋とはずれてしまいますが、私がいいなーと思ったのは、母(富田靖子さん)と娘(新垣結衣さん)が二人で子育てについて話していた場面です。
母)父親も母親も いきなりはなれないのよね
娘)平匡さんね
理想の父親になるって言ってた
母)理想を持つのはいいけど 疲れちゃうわよ
子育てってゴールが見えないんだから
ゴールを見るよりも 過程を楽しんだらどうかな
娘)そんな余裕持てるかな~?
母)私も必死だった
全部ね 今 思えばよ
今 思えば
昨日のブログで、実家が機能していない、と書きました。
私は、実家に対してわだかまりがあります。
当時、出産したら実家に行くものだ、となんとなく思っていた節があります。そんなことないのにね。その頃には実家に不信感を抱いていたのですが、意識レベルには達していませんでした。それで、何の疑問もなく、出産後、実家へ寄せてもらいました。
その時に母に言われたことはたぶん、一生忘れないと思います。
みんな子供を産んでいるの、あなただけが特別じゃないの
子供産んだからって偉そうにしないでちょうだい
出産後で辛いだろうからってこっちが遠慮していたらいい気になって
私も態度が悪かったんだとは思います。
母も体調が万全ではなかったですし。
でも、一度も沐浴を手伝ってもらったこともオムツを替えてもらったことも着替えをしてもらったことも調乳してもらったこともありません。夜泣きに付き合ってもらったことすらありません。全部ひとりでやりました。そこまで言われる理由がわかりませんでした。
一日三度のご飯を作ってもらったことは感謝していますが、それ以上の感情はありません。電話で友だちに私のことをあれこれ言っていたのを知っています。それをわざわざ私に「〇さんに聞いてもらったら、あなたがしっかりしなきゃダメじゃない、って怒られちゃった」などと言ってきたりしました。
本当は3週間いる予定でしたが、とても耐えられず、2週間で自宅に戻りました。
オットは「言われれば手伝う」というスタンスで、それも本当に辛かったのですが(これは今回の逃げ恥でもみくりが平匡に質していた)、実家よりは百倍マシでした。
それ以来、私の実家に対する気持ちは急速に冷えました。
アメリカに来て、このパンデミックもあり、お正月に実家に寄らなくていいことだけは唯一良かったことです。
新年早々、暗い話ですみません。ドラマを見ていたら一気に噴き出してきてしまいました。
なるべく育児に参加しようと思っている、手伝っているつもり、という男性に「問題なのは、あなたが(出産後も奥さんと一緒に)変わっていないこと」と言っているのが爽快です。