エメラルドシティでの輝かない生活

シアトル近辺でオットと息子の三人暮らし.子育てと日々の雑感.

息子の不思議な力

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キテマスキテマス

息子はスポーツをやっています。

そんなにうまくないし、積極的でもないんですけど、やりだすと楽しいみたいで、トライアウトの時期になると「えー、どうしようかなー」などと言いつつ参加して、今年も結局ものすごく盛り上がっています。

 

息子は不思議な子供だなー、と思います。

別に運動神経は良くないですし、明るく積極的なタイプとはとても言えないですし、自尊心が高いくせに自己肯定感が低いので、「自分の英語が恥ずかしい」と言ってろくにしゃべりません。周りから見たら、ちょっととっつきにくいんじゃないかと思います。

 

それでも、よくわからないんですけど、ここぞという場面で決定的な活躍をすることがあります。今シーズンも何度かそういう場面がありました。

ふだんは大した活躍もせず、楽しくやっているのかそれすらもよくわからないような表情をしているんですが、闘志を燃やす瞬間があって、それをものにするために、前回までの反省を生かして次のプレイをどうするか、頭で考えているのだそうです。

※家にいるときは、ろくに口もきいてくれない思春期ボーイですが、試合に向かう車の中だと比較的話してくれます。

 

息子のおかげで試合の流れが変わった、と思ったことが何度かありました。そんなにたくさんないですが、1, 2回は必ず印象的な活躍があります。そのおかげか、チームメイトからの信頼もそこそこあります。この辺がすごく不思議だなーと思います。

 

誰からも好かれるような人望のある目立つ子供ではまったくないですが、なぜか周りの人間に恵まれる幸運を持ち、何かがカチッとかみ合うと、全体の大きな流れを変えるきっかけを作ることができる、不思議なパワーです。

 

たまに、息子が何か大きな力に守られているんじゃないかと思うことがあります。

 

このおかげで、息子はこういうつかみどころのない性格でありながら、今まで多くの友だちに恵まれ、いじめられるようなこともなく、集団の中に違和感なく溶け込むことができているのかもしれません。これは、自分の努力でコントロールできるものではないので、持って生まれた幸運と言ってもいいのかもしれません。

 

最近の、彼のプレイを見ていて、ふとそんな風に感じました。