私は絵本が好きです。
子供に読み聞かせしているうちに、自分の子供のころに夢中になって読んだ絵本に再会したり、私が絵本から離れていた数十年の間にたくさんの優れた絵本が生まれていたりで、大好きになりました。
絵本の装丁もすごくかわいらしくてカラフルで素敵なので、見ているだけでも楽しくなります。
ひとつひとつ語りたいくらいの名作ぞろいですね!
最近、ちょっと絵本関連のボランティア活動をしている関係で、ある方が素敵な絵本を紹介してくださいました。
デビュー作の「りんごかもしれない」以来、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんの絵本です。
こちらがこの絵本の作者、ヨシタケシンスケさんと監修というかアイデアというかという形で参加されていた伊藤亜紗さんの対談記事。
『みえるとかみえないとか』発売記念対談① - お知らせ - アリス館
これの何がすごいって、ふつうに絵本としてとても面白い、という点だと思います。何も知らない子供が読んでも面白いだろうし、大人が読んでも興味深い、そして障害に対して全く興味がなかったとしても、面白く読めると思います。
宇宙飛行士の主人公が、宇宙を旅している途中で、いろんな星のさまざまな生物に出会います。自分は地球ではごくふつうの人間であるのに、宇宙のそれぞれの星では、自分は足りないものが多くて「かわいそう」と言われてしまいます。
目を三つ持つ宇宙人は背中を見ることができるのですが、背中を見られないなんてかわいそうだ、というわけです。でも、別に背中を見られないのはふつうのことですし、別に不便でもなく、かわいそうとは思っていないんだけど…
というようなお話です。
いろいろ深いですよね。
これを読んで、絵本の可能性について、すごく考えてしまいました。
やっぱり字だけではなく、絵で言葉を補うと(絵を言葉で補っているという方が正しいかな?)、頭にすっと入ってきますよね。
私も、子供が小さいときは、できないことがたくさんあって、その時初めて障碍者についていろいろ考えました。自分がその立場にならないと気づかないことはたくさんあります。
でも、場所を変えると、自分が何も変わっていなくてもできないことが増えることもあるんですね。
渡米してきて、私の耳はあまり使い物にならなくなりました。会話の場で。
今も、全然努力していないので相変わらず英語がままならないんですけど💦、絵本を読んでいたら、なんだか涙が止まらなくなってしまいました。
自分の努力でなんとかなるだけ、私の英語難聴はずっとずっとマシです。がんばろう。
おそらく、違法アップロードじゃないかと思うのでここにリンクは貼れないんですが、動画サイトで読み聞かせしている動画がいくつかあったので、ご興味あれば…大きな声では言えないんですけど…
日本に帰ったら、ぜひとも手に入れたい絵本のひとつです。
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